学校日誌

震災を忘れない 2年

 平成23年3月11日  あれから5年を迎えようとしています。
福島県でどんなことが起こっていたのか、お話を聞く会を実施しました。
講師は建設業(三和工業)に従事している方をお呼びしました。

  

2年生は当時、2~3歳でした。記憶もしっかりしていなかった頃の出来事です。写真を見たり、お話を聞いたりしながら、震災の学習をしました。

【話の内容】
○当時、水道配管の仕事をしていた。水道管の破裂が多く、修繕に動き回る日だった。
○ユンボで土を掘り、破裂している箇所を特定して直す仕事である。
○当時、燃料もなくなり、機械が使えなくなった。手作業でするしかなかった。
○燃料がないので車がつかえない。現場には自転車で行くしかなかった。
○朝から夜までしごとをしても1日1件の修繕をするのが精一杯だった。
○依頼の電話が多いのに、応じることができなかった。
○空腹を満たすためコンビニにいっても、食べ物が売り切れ状態で、おにぎり1個で1日仕事をした。

子どもたちにとって、なぜ?ということが一杯のようでした。
「今、当たり前のことが、当たり前でない状態・・・それが災害なんだ」
講師の先生に学びました。
2年生の子どもたちも成長し、理解できるようになりました。このことをご家庭でも話題にしてみてください。