学校日誌

全校集会 校長の話

「一年の計は元旦にあり」ということわざがあります。日本人は、古くから年が明けた正月のうちに今年1年の目標を自分で考えて実行しようとする習わしがありました。皆さんもすでに正月のうちに今年の目標を立てた人も多いことでしょう。ぜひ、その目標が達成できるようにがんばってほしいと思います。

 105歳で亡くなったのですが、100歳まで現役を貫き通した日野原重明さんというお医者さんのお話しをします。

 日野原先生は、患者さんにいつも寄り添って命をとても大事にする方だったので、たくさんの人から尊敬されるお医者さんでした。子どもたちにもぜひ命の大切さを伝えたいということで、小学校などに行って講演などもされていたそうです。そこで話したことは、「命はあなたたちの時間の中にある」ということでした。時間は、どんな人にも平等に与えられていて、その時間を使うのは皆さん一人一人です。どうか、命を大切にするということを心がけて、自分の時間を自分のために、できれば人の役に立つために使ってほしいというのが日野原先生のメッセージだったそうです。

皆さんにとってこれからの時期は、心も体も大きくなり、学習したことをしっかり身に付けられる時期です。今日から新しい学年になる41日までの日数は、82日、そのうち卒業・修了の日となる323日までの授業日数は52日です。家族や友達にできるだけ頼らないで、自分にとって有意義な時間の過ごし方をすることを心がけ、一日の終わりに「いい日だったな。」と思えるような毎日を積み重ねていってください。