学校日誌

虫眼鏡 ベジチェックしました

 国は、生活習慣病などを予防して健康な生活を維持するための目標値として、1日に350g以上の野菜類を食べることを推奨しています。野菜は、ビタミンやミネラル・食物繊維を多く含んでいます。多くの研究で、野菜を多く食べる人は脳卒中や心臓病、ある種のがんにかかる確率が低いという結果が出ています。

しかし、ある調査によると、野菜類の平均摂取量は、成人男性で約290g、女性で約273gという結果が出ています。子どもの野菜摂取量について調べてみると、目標摂取量は1~7歳で180~270g、8~14歳で300~350gに対し、実際の平均摂取量は、1~6歳で約144g、7~14歳で234gという結果でした。大人では70g前後、子どもでは最大で100g以上も不足しているということが分かります。

今回,学校薬剤師様の協力を得て,手のひらをセンサーにあてて約30秒で推定野菜摂取量を測定できる機器「ベジチェック」で野菜摂取充足度を測定しました。

限られた時間の中で,希望する児童全ての測定をすることはできませんでした。測定できなかった児童の皆さん,ごめんなさい。

測定値は0.1~12.0で表示され,7.0が1日350g摂取の目安となります。測定した30数名の児童の平均指数は4.8でした。野菜摂取量が不足している児童が多いということが見える化できました。

日ごろの食生活を見直すきっかけにしていきたいと思います。