学校日誌

3/11 給食時の校長の話

今日は3月11日です。今から8年前の2011年の今日、東日本大震災が起きました。

亡くなられた方々がたくさんいます。これから亡くなられた方々へ哀悼の意を表したいと思います。起立して目をつぶり、黙祷を捧げます。

用意はいいでしょうか。 

(黙祷)

 黙祷を終わります。

 そのとき1年生はまだ生まれていません。2年生は生まれたばかりでしたし3年生・4年生の皆さんもまだ小さくてそのことを覚えていないという人も多いことでしょう。当時3・4才になっている5・6年生には記憶に残っているまたは家の人からお話を聞いて知っている人も多いかも知れません。 

その地震は、それはそれは大きなものでした。家具が揺れ動いて倒れたり、屋根の瓦が落ちてきたりしました。家が壊れて住めなくなってしまって別の家に避難しなければならない人も多くいました。また、原子力発電所が爆発して、放射線が福島県内に飛散しました。農作物や魚だけでなく福島県内で作った物が売れなくなってしまったこともありました。みんながとても大変な思いをしました。それでも大人も子どももみんな協力して頑張って、元の普通の暮らしができるようになってきています。

皆さんには、そのとき大変だったことや辛かったことを忘れず、心の中にずっと残してがんばり続けている人たちがいるということを覚えておいて欲しいと思います。 

 校長先生が話すことはほんの一部に過ぎません。今日のこの話が、皆さんにとってそのときのことを知るきっかけになればいいと思います。皆さんの家族や親戚、先生方から話を聞いたりテレビの番組などからいろいろな情報を得たりすることをとおして東日本大震災のことを知ることで、これからもっともっとよくなるために自分のできるだけの努力をしていかなければならないという気持ちになっていってほしいと願っています。 

以上で校長先生のお話を終わります。