学校日誌

笑う 三春小学校4年ミニ手話講座

 本日、4年生の「総合的な学習の時間」でミニ手話講座の授業を行いました。三春町聴力障害者会の会長坪井勝広様、奥様の坪井ルミ子様を含め4名の方に、手話や聴力障害を持つ方の生活について教えていただきました。聴覚障害者とのコミュニケーションの方法には、手話や口話、指文字など6種類の方法があることを教えていただきました。子どもたちは、口話の形を読み取りに挑戦しました。また、手話を使ったあいさつや数の数え方等についても学習しました。さらに、障害を持つ方の生活についても教えていただきました。振動で時を知らせる目覚まし時計や光で来訪を知らせるインターホンについても教えていただきました。坪井会長さんは、この講座を通じて次のようなメッセージを子どもたちにくださいました。「聴覚障害者は、かわいそうでは無い。同じ人間として障害のある人と無い人が仲良く暮らせる社会にしたい。」三春町では、令和2年9月9日に、三春町手話条例を制定しました。その制定の趣旨では「手話が言語であるという認識に基づき、手話に対する理解の促進と手話の普及に努め、手話を使用しやすい環境を整備することにより、誰もが互いに支え合い、安心して暮らすことができる共生社会の実現を目指しこの条例を制定するものである。」としています。子どもたちが、この講座を通じて手話を身近に感じて、言語として広げていってくれることを願います。