学校日誌

6年 道徳の授業 本音を語る

 



6年生の授業研究会をしました。テーマは「思いやり・親切」です。
資料は駅のホームの出来事です。向かい側のホームに腰を曲げたおばあさんが重そうな荷物をもってうろうろして困っているようです。それをみた主人公の心情について考える授業でした。子供たちは「すぐ助ける」「声をかける」と口々に発表します。
ある子供が「私は、助けたいと思いますが、恥ずかしくて声をかけることができないかもしれません。」と発言します。それから「僕も、知らない人を助けたりできない。」「向かい側のホームだよ。私が行かなくとも誰かが助けてくれると思うよ。」多様な意見がいっぱい出ます。
考えられる子供の価値観は4つです。
①自分本位 ②迷い・葛藤・不安 ③承認欲求 ④助けたい願望・お互い様
道徳の授業に正しい・間違いはありません。自分で考え、判断して行動力を身に付けることです。多様な考えを話し、聞きあうことで、判断力を培い・育てることにあります。
主人公は向かいのホームに行っておばあさんに声をかけます。その時の心情ですが子供たちはこのように発言しています。「助けないで後悔するより,行ってよかった。」「助けたあと、見える世界がいつもと違って見えたと思うよ。」素敵な意見です。本音で学習できる6年生も素敵です。