おとこ汁ではなく御事汁(おことじる)です。
今日の給食は2月6日の「海苔の日」と2月8日の「事八日(ことようか)」の行事にちなんで
・ごはん ・牛乳 ・味付きのり
・さばの三味焼き ・じゃがいものきんぴら ・御事汁(おことじる) です。
※写真は本日、失敗したためありません。
耳慣れない料理「御事汁(おことじる)」は、「御事始め(おことはじめ)」とも呼ばれる2月8日の行事「事八日(ことようか)」の行事食です。
「事八日」は年越しの神事が終わり、田の神を迎えて一年の農作業をはじめる日です。
12月8日も「事八日」と言い、2月と12月の2つを「御事始め・御事納め」としてセットで祝うのだそうです。
御事始めには裁縫箱を整理し、古い針の「針供養」を行って手仕事の上達を祈ります。
御事汁は小豆、各種の根菜を入れた具だくさんのみそ汁です。地域によっては「こんにゃく」や「くわい」「焼き豆腐」「焼き栗」なども入れるそうです。
「小豆の香りが少しするけど、意外に普通のみそ汁ですね」
という調理員さんの言葉がそのまま、この汁の味です。ただ、少し色は黒いような気がします。
豆や根菜がたくさん入るため、節分前から続けている「豆を使った料理シリーズ」として実施しました。
しかし、なぜか調理員さんを含めたほとんどの人が、この料理を「おとこ汁?」と聞き返します。
誤解されるのも悲しいので、ここで少しくわしく説明させていただきました。
児童のみなさんは小豆に違和感を持つこともなく、とてもよく食べていました。
……いつものみそ汁より、よく食べられていたかもしれません。