カレーライス

 中学3年生にとっては、最後の給食のカレーライスでした。

月に1回必ず登場するカレーライス。3年間で35回は食べたことになります。

月曜日にカレーライスをすると、「週末もカレーだった」という声を聞くことがあります。

それでも、いつも食缶は空っぽ、ごはんが足りないという声もあるほどです。

 これほど好まれる料理のひとつになった、カレーライスはインドからイギリスへ、

さらに日本へと伝わってきました。

インドからイギリスに伝わるときにごはんとセットで伝わったため、日本には最初から「カレーライス」

として入ってきたそうです。

ルウの中に野菜(副菜)と肉や魚(主菜)が含まれ、ごはんと合わせることで主食も摂取でき、

しかも、調理中は加熱するため食材の栄養吸収性が高まり、スパイスの辛みで塩分を抑えることもできます。

栄養価の高いバランス食であるカレーは次第に軍用食として広まり、戦後は給食から国民食になりました。