春雨

春雨と聞いて、最初に思いつくのはどんなものでしょうか。

「食べる」春雨でしょうか、それとも「春に降る」春雨の方でしょうか。

実はこの二つは密接な関係があり、「春に降る」春雨は「食べる」春雨の由来になっているのです。

春に降る春雨は「しとしとと降る細い雨」のことを指します。一方で「食べる」春雨は、小さな穴の

開いた機械に生地を流し込み、高いところから熱湯に落とすことで作られる食品です。その生地の落ち

ていく様子が、細く静かに降る春の雨のようだといわれるようになり、春雨という名前が付けられたと

いわれています。

 アジア特有の食品で、発祥の地・中国では緑豆、日本ではじゃがいも、韓国ではさつまいもを原料とし、

スープやサラダ、炒めものや煮ものまで幅広く使われます。給食ではゆでた春雨と野菜、ハムでサラダにしました。