さばの味噌煮

 鯖は一年中日本近海で漁獲され、古くから日本人になじみの魚です。

平安時代には鯖売りの行商が行われていたという記録が残っています。

年をごまかすときなどに使われる「サバを読む」という言葉は、鯖が大量に捕れ、

かつ鮮度低下が早いため、漁師が数を数えず大急ぎで売りさばいたのが起源とも言われています。

 栄養的にも、肉などに含まれる脂が飽和脂肪酸で白く固まりなのに対して、

鯖など青魚の脂の不飽和脂肪酸は常温では液体状です。

体内に入っても固まりにくいこの性質が、血液の流れをスムーズにしてくれます。

肉ばかりでなく、魚もしっかり食べていきましょう。