校長室からお届けします

にっこり 校長室だより「自立の丘」№31 令和6年4月10日発行

◆ 滝桜の開花と共にスタートしました
 沢石小学校の新しい年度が,ちょうど三春滝桜の開花と共に始まりました。どの学年の子ども達も,進級したことによる「やる気」に満ちている様子が校長室にまで伝わってきて嬉(うれ)しい限りです。一方,最近では自己肯定感と言って,「自分自身を好きだ」という感情が少ない子どもがいると問題になっています。一昨日の始業式で,次のような話をしました。

1学期始業式の話

 先生達は,みんなに次の三つを大好きになってほしいと思っています。

 一つ目は,「自分 大好き」です。皆さんは自分のことが好きですか。「もっと速く走れたらいいのに…」とか「もっと勉強ができたらいいのに…」といったように,苦手なことや失敗をすると,自分のことが嫌になってしまうかも知れません。苦手なこと,出来ないことがあることも含めて自分を好きになってください。自分のことが大好きになると,色々な事に挑戦してみようと気持ちが前向きになってきます。そして,自分自身を大切にしようと思うようになります。

 二つ目は,「友達 大好き」です。自分を大切にできる人は,友達のことも大切にするようになります。時にはケンカをすることもあるでしょうが,友達を大切にすることで,自分が困ったときに助けてもらったり,反対に自分が友達のことを助けてあげたり出来ます。得意,不得意は人によって様々ですが,そうやってお互いがお互いを認め,支え合うことで,独りでは難しいことにも沢山挑戦できるようになります。

 最後の三つ目は,「学校,沢石地区 大好き」です。学校やこの沢石地区のことを大好きになってください。学校のことが好きになると,心も身体も伸び伸びと元気になります。みんなが,いつも元気に楽しく,安心して学校に来られるように,先生達だけでなく地域の方々も見守ってくれています。皆さんは地域の方々に守られ,育てられています。そんな学校や沢石地区のことをどんどん好きになってほしいと思います。

 たくさんの「大好き」で,一人一人が新しい一年を楽しく元気に過ごし,素敵な大人に向かって成長していってほしいと思います。一緒に頑張りましょう。