校長室からお届けします

にっこり 校長室だより「自立の丘」№23 令和6年1月10日発行

◆ 一年の計は元旦にあり!
 冬休みが終わり,卒業や進級に向けての学校生活が昨日,再スタートしました。能登半島地震に対して,私達ができることについて話をした後,以下のような話をしました。

はじまりの会の話

  今日は令和6年,最初の学校の日です。みんなは学年が1つ上に上がる年のスタートの日です。特に6年生は卒業をして中学校へと進学する年になりました。いよいよという感じですね。今日は1月9日ですが,昨日までに家族から「あなたの今年の計画や目標は何かな。」と訊ねられた人はいますか。実は日本には古くから『一年の計は元旦にあり』といって「その年1年間の計画は元日の朝に決めると良い」ということわざがあります。これは本当は「計画は早いうちに立てて,すぐ取り組むことが大切なんだよ」という私たちの生き方へのアドバイスなのです。

 アメリカのメジャーリーグで大人気の野球選手と言えば,大谷翔平選手ですね。去年の4月に全校集会で話しましたが,大谷選手は64個の計画を考えて,高校の3年間,部活動に取り組みました。その結果,今では,あんな大選手になったんですよね。「何かをやってみよう」とか「何かを続けてみよう」と計画を立てなければ,人は何もしないままに,ボーっとして過ごしてしまうのです。そうなってしまわないように,日本人は『一年の計は元旦にあり』ということわざで注意をするように言い伝えてきました。小さな計画をたくさんやり遂げると,関係ないようでも,いつか大きな夢をかなえることに必ずつながります。

 学校での2学期のめあてとは別に「これからやってみよう」とか「続けてみよう」ということを決めて家族に話しましょう。土曜日や日曜日に家で掃除機をかけようでも良いし,1日10分間,本を読むでも良いです。そうすれば,きっと家族はみんなを応援してくれるし,何よりも怠けそうになる自分を自分の心が励ましてくれるようになります。まだ1月ですから間に合います。どんな小さなことでも良いですから,一人一人に合った,一人一人違った計画を立てることを期待しています。