校長室からお届けします

校長室だより「自立の丘」№39 令和6年8月27日発行

2024年8月29日 12時07分

◆ 実りの秋のスタート
 昨日の「はじまりの会」で「豊かに実る」ことについて,こんな話をしました。

 昨日で長い37日間の夏休みが終わり,今日は,また授業が始まる日です。夏休みに4つのチャンスを生かすように話しましたが,どうでしたか。『学習』『挑戦』『家庭の仕事』『地域の行事』の4つのチャンスでした。夏休みで付けた力を生かして自分をぐんと伸ばすのが,これからですから,がんばっていきましょう。
 去年は,泥の中から栄養を吸い上げて真っ白なお米を実らせる田んぼの稲の話をしましたが,今日は校歌3番にある「稲穂のように豊かに実る」という歌の言葉についての話をします。校歌3番では,「沢石の子は,稲の穂みたいに充分に育とうね」と謳っています。では,「稲の穂みたいに」とは,どういう意味なのでしょうね。
 じつはこんな言葉があります。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」(稲の穂は,その実つまり,お米が大きく重くなればなるほど,穂先が低く下がっていくように,人も学んで知っていることや出来ることが増えたり,色々な事を体験した素敵な人ほど,偉そうな態度をしないので頭を下げているみたいだ)という言葉です。みんなの周りにも,何でもよくできる人が偉そうにしないのに対して,ちょっぴりできる人の方が偉そうにしているなんてことがありませんか。沢石の子には稲穂のように自分自身が学ぶことや色々な事を体験することに全力を尽くして,頭にも心にも力を付け,他の人に優しく出来るようになって偉そうにしない人になって欲しいと思います。
 今日から夏休みで止まっていた授業が始まります。前期の始業式にみんなは自分のめあてを立てたはずです。でも,それが自分にとって良いめあてとなった人ばかりではないと思います。いつの間にか忘れてしまった人もいるかも知れません。そこで,自分の学校生活のめあてを確かめたり,見直したりして下さい。めあてに向かって頑張る事は,稲が力いっぱいに根から栄養や水を吸い上げて米を実らせていくことと同じです。実りの秋のスタートを今日,切りましょう。

◆ 芸術の秋もスタートします

  芸術鑑賞教室第1弾が9月4日(水)に本校の体育館で行なわれます。保護者や地域の方も自由にご覧ください。9時20分開演,11時10分閉演です。その後には本校児童による狂言体験教室も行なわれます。第2弾は11月20日(水)合唱団公演の予定です。
  大 蔵 流 狂 言   演目:「附子(ぶす)」「柿山伏」