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月の話 その3
前回
「菜の花や 月は東に 日は西に」という蕪村の句をヒントに、柿本人麻呂が詠んだ「東の 野に炎の 立つ見えて かへり見すれば 月傾きぬ」という歌の月はどのような形の月だったかを考えました。
月が東にあるとき、日は西に沈んでいます。これはちょうど9月8日の中秋の名月の時と一緒でした。よって蕪村の句の月は満月ということになります。
では、柿本人麻呂の月はというと、東に太陽が上ろうとしているとき、後ろ(西)を振り返ったら月が見えるわけですから・・・。
もうわかったと思います。
答えは満月です。
下に、太陽と地球と月の位置関係を示しました。中秋の名月は夕方だから優雅にお月見ができるのですね。早朝のお月見では、支度をする方は大変なことと思います。
お月見と授業を合わせた記事を書いてみました。
(教頭)