日誌

田村地区書写実技研修会

船引公民館を会場として、「田村地区書写実技研修会」が開催されました。

本校からは、運営・講師・研修者として3名が参加しました。

今回は書写ですが、先生方はこのような研修をとおして日々様々な指導力を向上させています。

 

今回の研修会の中で、中学校の講師を務めた先生から、

「今年度の『全国学力・学習状況調査』の中学校国語で書写の内容が出題された。」

と紹介がありました。

「えっ、書写も出題されるの?」と驚く方も多いと思います。

 

これは、「書写も、国語で身に付ける学力の一つ」ということを国が示していることになります。

 

その問題は、次のとおり。

3問ありますが、注目すべき問題は問1です。

問題の意味は、「行書のどんな特徴を踏まえて書いていますか?」となります。

正解は…1

(「筆順の変化に気を付けて書いている」ということ)

この問題の趣旨は、「行書の特徴をとらえているかどうかをみる」です。

つまり、「夢」のくさかんむりは、楷書と行書で筆順が違うことに気を付けているかということ。

一見「そのとおりだな」と思いますが、正答率は39.5%でした。

5人のうち3人が間違えたことになります。

 

中学校の先生から小学校の先生方に、「子どもたちにぜひ伝えてほしい」とこんなメッセージがありました。

「中学生もそうですが、小学生のうちから書写の学習で『できるようになること』と同時に『どのように書くかを理解すること』をもっと学べるといいですよ。」

 

書写の時間に心を落ち着け、じっくりと取り組む姿がどの学校でもたくさん見られると思います。

本校もその一つです。

中学校の先生の言葉を受け止めながら、書写における資質・能力をより一層身に付けられるようにしていきたいですね。