日誌

本物の体験にふれる大切さ

2校時。6年生社会科、歴史の学習です。ゲストティーチャーに小林鶴夫先生をお招きし、戦争の頃の生活についてお話しをいただきました。先生は東京の台東区出身で、東京大空襲の頃は5才で、実際に爆撃を受けた時の貴重な体験を聞かせていただきました。

画面左上の絵は、画家だった先生のお父様が描かれたものだそうです。床下に隠れていた先生を瓦礫から守ってくれたのが、お父様の屏風絵だったとのことです。絵がクッションの役目をし先生は奇跡的に一命をとりとめたとのことでした。

100機以上の爆撃機から何千発もの爆弾が投下された後の悲惨な町の様子の写真も見せていただきました。その中に、1枚の少年の写真がありました。瓦礫や建物の残がいの中で復興のために働く少年の表情は笑顔に満ちていました。つらく苦しい体験がまるで嘘のような笑顔。生きるエネルギーを感じました。その頃の少年だった人達が力を合わせ、今日の豊かな日本を築いてくれたのだと改めて感じ、感謝の気持ちを持つとともに、二度と戦争を起こしてはならないという思いを子ども達も強くしたと思います…小林先生ありがとうございました。