日誌

岩江に鬼が来た!

2月2日(金)節分を前に、本校に鬼がやってきました。

これは、「三春に鬼が来た!」という三春町商工会青年部の取組で、青年部員が迫力ある鬼に扮し、町内の小学校や幼稚園・保育所などを訪問しているもの。

今年度は町内の10ヶ所を4班編制で訪問したそうです。(本校には、そのうちの2つの班にお越しいただきました。)

 

青年部の方に伺ってみると、訪問したときのエピソードは、訪問先ごとに様々。

その一つ一つに物語があるのでしょう。

 

【岩江小での物語は、こちら ↓ 】 

鬼たちは、岩江小に入ると「まゆみ学級」と「1年教室」に向かいました。

「ウオー!」といううなり声をあげながら、鬼たちが教室に。

一斉に逃げ回る子どもたち…

 

そんな中、その場で固まってしまう子ども…戦いを挑む子ども…

しばらくして担任の合図で、子どもたちが一斉に…「鬼は~外!」

怖い思いを必死にこらえ、鬼を退治しようと…何度も何度も「鬼は~外!」「鬼は~外!」

子どもたちのかけ声に、鬼たちはすっかりやさしい鬼になりました。

 

そんなやさしくなった鬼さんと・・・

1年生は、手を振って鬼たちを見送りました。

鬼たちが、岩江小学校を去ろうと廊下を歩いていると、向こうの体育館から2年生の姿が・・・

鬼を見つけてたじろぐ2年生。

涙目になる子どもも…。

2年教室に戻るには、鬼たちの横を通り過ぎなければなりません。

絶体絶命のピンチ!

 

しばらくの間、にらみ合いが続きます・・・

 

その様子を見ていた…ある先生。

どうやら、1年生が鬼退治をしたことを知っていたようです。

その先生から「1年生が鬼を退治してくれた」「そのおかげで、鬼たちはやさしくなった」と聞き、2年生の表情が少し和らぎます。

でも、まだ硬い表情の子どもも…。

担任の先生から「大丈夫だよ」「鬼さんはやさしくなったんだから、皆さんもやさしくね」と言われ、安堵の表情が広がります。

意を決し、少しずつ前進。

そして、鬼の近くへ・・・

 

鬼たちは廊下に並び、2年生を迎えているようです。

2年生は・・・

鬼たちと、笑顔で…怖々と…ハイタッチ。(もちろん、まだ怖くてタッチをしない子どもも…)

こうして、2年生は鬼たちとも仲良くなり、無事に2年教室に戻ることができました。

めでたし、めでたし・・・

 

子どもたちにとって、いつまでも記憶に残る日になったことでしょう。

三春町商工会青年部の皆さん、素敵な思い出をありがとうございました。