学校日誌

NEW 6年生「宮沢賢治」に挑む 校内研究6年 11/19

校内研究では,物語文の確かな読み取りと文章から読み取った内容や自分の考え・意見を交流し,交流を楽しむことができる児童の育成を目指した授業の研究をしています。

来週の金曜日には,福島県の教育センターから講師の先生を招き,6年生の国語科、宮沢賢治作「やまなし」を

研究する予定です。同時に、三春町の教育研究員の授業参観もあり、当日は20名程度の先生方が参観されます。

以下の写真は、担任が「やまなし」の「十二月」を指導する上で教材研究しまとめた「板書の一部」です。

本当に細かく研究されています。児童がこの「やまなし」「十二月」から何を感じるのか?前の時間に学習した「五月」と比べて,どのように朗読すればよいのか,その根拠を本文から見つけ,また,宮沢賢治の生き方から見つけます。

授業後は,昼の放送で,宮沢賢治の作品を6年生が選び1人1人朗読する学習の流れになっています。

今から,研究授業も,お昼の朗読も楽しみにしています。頑張れ6年生。そして「宮沢賢治の世界」を楽しんで!!

 

やまなし「十二月」

「五月」のころより一回り成長したカニの兄弟。秋が深まる川底で吐き出す泡の大きさを競争しています。

そんななか,「トブン」とやまなしが落ちてきます。「五月」の思い出が蘇り「カワセミ」と勘違いする兄弟。

そこへお父さんがやってきて「やまなし」を追いかけます。お父さんは「あと2日たてば川底にしずんで,美味しいお酒ができる。」と話し,家族で巣穴へもどるのでした。「五月」の動物の食物連鎖・弱肉強食の世界と比べ「十二月」は,子どもたちにはどのように映るのでしょうか。2枚の幻灯は,どのように朗読すれば違いが出るのでしょうか?そんな気づきが授業で出てくるといいなと思います。

※ 小さいときに読んだ記憶がある方も多いのではないでしょうか。「五月」に出てくる「クラムボン」いったい何が正体なのでしょうね。6年生は何だと思うのでしょうか。そんな気づきやその証拠や本文からの根拠,説明なども子どもに聞いてみようと思います。