学校日誌

王冠 今日の昆虫 「ハナムグリ」 6/10

今日のプール開きの前に,前回の「カクツツトビケラ」の幼虫を持ってきてくれた3年生の女子が「先生この虫なんですか?」ともってきました。「うん,カナブンに似ているけれど,体の斑点から見て,これはハナムグリだね。」

昆虫に興味を持ってくれているようでうれしかったです。

 

ちなみに「アオハナムグリ」か「コアオハナムグリ」です。

ハナに潜るため,体には,花の花粉がくっついています。この虫のおかげで,花は受粉をすることができ,ハナムグリは,おしべの花粉を食べたりや奥にある蜜を吸ったりすることができます。

このように,お互いがWinWin(お互いに得をする)関係を「共生」と言います。

自然は,素晴らしい助け合いのバランスで保たれています。・・・時には弱肉強食の世界もありますが・・・

 

似た昆虫で「コガネムシ」「カナブン」がいますが「ハナムグリ」との大きな違いは何だと思いますか?

「ハナムグリ」・・・花の花粉や蜜を餌にする。受粉の役に立つ昆虫。しかし,花を食い荒らす一面もある。

「コガネムシ」・・・ひまわりの双葉や植物の葉を食べる。虫害(虫による被害)を起こす。

「カナブン」・・・ピカピカに光り,羽の音を「ぶんぶん」言わせて飛ぶ。カブトムシやクワガタと木の樹液を分け合って生きている。

それぞれ,食べ物が異なるため,見た目の特徴や住む場所も異なります。

 

※ 3年生の女子。今日も教えてくれてありがとう。おかげで新しく勉強になりました。本当に昆虫に興味がわいたようですね。理科の学習者として,素晴らしい姿勢ですよ。