学校日誌

ハート 昨日の6年生の国語の様子(やまなし5月)11/29

今日は5校時目に,福島県教育センターより先生をお招きして,校内の国語の研究会があります。

宮沢賢治の「やまなし」12月を読むのですが,昨日は「5月」を読んでいました。

黒板や本文を拡大したものには,児童の気づきがたくさん書き込まれ,するどい気づきもみられました。やはり,こわいというイメージが出てきて,死んでしまうという現象について,自然界のかにの視点から捉えていました。

今日は「12月」の読み取りです。5月とのイメージの違いをとらえ,さらに宮沢賢治の生き方との連想から,題材を「やまなし」にした訳や朗読するときには,「5月」と「12月」を読み分けるかなどを積極的に「話し合い」「交流」できればいいなと思います。今日の授業も楽しみです。

※ やまなしの2枚の「幻灯」には季節以外の明らかな違いがあります。そして,その内容には,賢治が「周りの人々へ自己犠牲で働いた姿」や「無駄な殺生をしない生き方」が表れています。「やまなし」は腐って美味しいお酒になり,かにを幸せに導く物として描かれていますが,賢治もそのような生き方を理想としていたため,「かわせみ」というタイトルではなく「やまなし」というタイトルなのではないか?と発言した児童がいたことを思い出します。