三春町立中妻小学校
「なかのよい子・かんがえる子・つよい子・まじめな子」が学ぶ学校
三春町立中妻小学校
「なかのよい子・かんがえる子・つよい子・まじめな子」が学ぶ学校
5年生の理科では,一定の水の量に溶ける物質の量は限界があることを学習します。
また,その限界に達し,溶け残りが出た水溶液を,どうすれば全部溶け残ることなく溶かすことができるかを学習します。
中妻小学校の5年生の「出した予想」は3つです。
① 水の量を増やす。
② 水の温度を上げる。
③ 食塩の粒を小さくすると,溶ける量が増える。
です。
教科書に出てくる実験は①と②です。
しかし,③については答えがありません。
今日の課題は「粒を小さくすると食塩は溶ける量が増えるのか?」
でした。
子どもたちの疑問から出た課題。教科書にも答えがない課題です。
子どもは45分間集中して課題解決に取り組みました。
結論は,粒をちいさくしても,同じ量(同じ重さ)なら,溶ける限界の量に変化はないでした。
結果的に予想は外れましたが,子どものやる気,何の指示もなくひたすら「同じくする条件」「変える条件」を考えながら,メスシリンダーと上皿天秤と向き合い続けました。
学び続ける子ども。本気にさせる少し背伸びした課題。今後も様々な学習場面で「課題」を工夫し,「学び続ける子ども」を中妻小から発信したいと思います。
始めは小さじ1杯で5gの食塩を量っていましたが,ある男の子が気づきます・・・
「粒が小さいということは,隙間が減るので,すり切り1杯の量が増えるのでは・・・」
「それじゃ,すり切り一杯の量が変わるから,同じ条件にならないね。」
そこで正しく「重さを量る」器具として「上皿天秤」が登場しました。
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