ゴールデンウィークも終わり、生徒達の元気な顔がみられました。
連休明けで食欲が落ちるのでは?と心配していましたが、杞憂に終わりました。
ハヤシライスとは、薄切りの肉と玉ねぎを炒め、トマトピューレとドミグラスソースなどで仕上げ、
ご飯にかけて食べる料理で、海外の料理をもとに日本で変化した洋食のひとつです。
名前の由来も「細かく切る」という意味のハッシュから、ハッシュドビーフハヤシライスとなった説。
丸善の創業者 早矢仕有的 が作った牛肉と野菜の煮込み料理から始まったという説など。
名前の由来だけでなく、作り方や材料もさまざまです。
給食では、牛肉を使い、ルウから手作りしています。
今年度も、毎週金曜日は「日本型食生活の日」として、体が喜ぶ 魚を主菜にした和食メニューを提供していきます。
現代の日本の食事では脂質のとりすぎが問題となっていますが、今日の様な和食の食事は、ごはんなどの炭水化物や
カルシウム、鉄などのミネラル、食物せんいを多くとることができ、脂質が抑えられた食事となります。
また、しっかりと噛んで食べられるのも和食のよいところです。
今日は、旬の果物であるいちごをグラニュー糖とレモン汁でジャムにしました。
一時間ほど煮詰めて完成しました。その間給食室はあまーい いちごの香りが漂っていました。
食パンにたっぷりとはいきませんでしたが、甘さと酸味のバランスのよいジャムをおいしそうに頬張っていました。
切り干し大根は、大根を細く切り、天日で干して乾燥させたものです。
太陽の光を浴びることで、糖化されて甘味が増し、栄養価も増加します。
骨や歯を丈夫にするカルシウムは15倍、貧血を予防する作用がある鉄分は32倍、
代謝を促進するビタミンB1・B2は10倍と、同量の大根と比べた場合、栄養価は非常に高くなります。
なにより食物繊維が豊富に含まれているというすばらしい食材です。
いつもは、煮物にして食べることが多いと思いますが、茹でてサラダにしてもおいしく食べることができます。
給食では、ごぼうやきゅうり、ツナと一緒に、中華風のドレッシングで和えました。
今日の給食は、カレーライスです。
1ヶ月に1度は登場する、給食のメニューです。
本校のカレーの特徴は、甘口のカレールウで、じゃがいもが大きくカットされていて、
口に入れるとほろっと崩れます。今も給食のナンバー1メニューのひとつです。
1年生は初めてのカレーで、ある生徒が「思っていたものと違う」との発言が・・・
理由を聞いてみると「カレーはお皿では」とのこと。
普段の生活ではカレーはお皿に盛って食べるものですが、本校ではどんぶりに盛りつけて食べます。
保管場所などの関係で、どんぶりを使用せざる得ない状況にあります。数年これで食べていたため、
違和感がなくなっていたこと、食環境の大切さに気付かされた一コマでした。
鯖は一年中日本近海で漁獲され、古くから日本人になじみの魚です。
平安時代には鯖売りの行商が行われていたという記録が残っています。
年をごまかすときなどに使われる「サバを読む」という言葉は、鯖が大量に捕れ、
かつ鮮度低下が早いため、漁師が数を数えず大急ぎで売りさばいたのが起源とも言われています。
栄養的にも、肉などに含まれる脂が飽和脂肪酸で白く固まりなのに対して、
鯖など青魚の脂の不飽和脂肪酸は常温では液体状です。
体内に入っても固まりにくいこの性質が、血液の流れをスムーズにしてくれます。
肉ばかりでなく、魚もしっかり食べていきましょう。
今日の副菜の「味噌かんぷら」。この「かんぷら」とは一体なんのことでしょうか?
これはじゃがいもを指す言葉で、福島の方言でじゃがいものことを「かんぷら」と呼ぶことから、
そのまま料理名として使われ、今でもその名前が残っています。
福島の郷土料理「味噌かんぷら」はコロコロとした小玉のじゃがいもを味噌で味付けした料理。
小さく出荷できないじゃがいもを、家庭で食べるために考案されたアイデア料理で甘く味付けした
味噌とのハーモニーが懐かしい味で、昔から多くの人に愛され、おやつがわりとしても食べられています。
給食では、じゃがいもを食べやすい大きさに切って作りました。
豚肉はたんぱく質を多く含む食品です。たんぱく質は、体内で様々な体の材料となる栄養素です。
成長期の中学生にとって、骨や筋肉の形成、血液を作る上で特に重要です。
では、大好きなお肉をたくさん食べればいいかというと、そこには別の問題があります。
お肉、お魚には、たんぱく質と同じくらいの脂肪も含まれています。食べ過ぎはカロリーや脂肪の取り過ぎになります。
体を作るのに十分で、脂肪の取りすぎにならない。それが給食でのお肉の量です。毎日の食事でも参考にしてください。
今日は、2・3年生が行事で給食がありませんでしたので、1年生のみ給食を実施しました。
前回、塩焼きそばを2年生に実施したので、1年生はソース焼きそばにしました。
通常焼きそばは、釜で炒めて作りますが、焼き物や蒸し物・煮物・炒めものまで作ることができる
スチームコンベクションオーブン(通称スチコン)に肉や野菜、麺などの材料と調味料を入れて、
コンビ(蒸し焼き調理)モードで作りました。
スチコンで作ることにより、油の使用量をおさえ、ヘルシーに作ることができます。
例年より早い桜の開花で、学校周辺の桜も終わってしまいましたが、
今日の給食は、お花見メニューです。
1年生は昨日、2年生は明日滝桜ウォークが行われます。
お花見は奈良時代の貴族の行事が起源とされ、当初は梅を鑑賞しながら歌を詠んでいましたが、
平安時代以降は桜をめでるようになります。
庶民が花見を本格的に楽しむようになったのは江戸時代からです。八代将軍徳川吉宗(1684~1751)は飛鳥山
や御殿山、隅田川の土手など風光明媚な場所に桜を植え、庶民に開放しました。
これをきっかけに、桜の木の下で宴会を楽しむ現在の花見のスタイルが広まったのです。
「花より団子」と言われるように、お花見といえば花見団子。給食ではみたらし団子にしました。
みたらし団子は京都の下鴨神社の「御手洗祭り」が始まりとされる、砂糖醤油のくずあんをかけた団子です。