春雨と聞いて、最初に思いつくのはどんなものでしょうか。
「食べる」春雨でしょうか、それとも「春に降る」春雨の方でしょうか。
実はこの二つは密接な関係があり、「春に降る」春雨は「食べる」春雨の由来になっているのです。
春に降る春雨は「しとしとと降る細い雨」のことを指します。一方で「食べる」春雨は、小さな穴の
開いた機械に生地を流し込み、高いところから熱湯に落とすことで作られる食品です。その生地の落ち
ていく様子が、細く静かに降る春の雨のようだといわれるようになり、春雨という名前が付けられたと
いわれています。
アジア特有の食品で、発祥の地・中国では緑豆、日本ではじゃがいも、韓国ではさつまいもを原料とし、
スープやサラダ、炒めものや煮ものまで幅広く使われます。給食ではゆでた春雨と野菜、ハムでサラダにしました。
![](https://miharu.fcs.ed.jp/miharu-jh/file/3802)
今日のデザートは「はるか」という柑橘です。
「日向夏」と「みかん」のかけ合わせで生まれた今が旬の果物で、
1996年に品種登録されました。酸味が少なく、爽やかな甘みが特徴です。
また、オレンジのように、白い薄皮の部分も食べられます。
![](https://miharu.fcs.ed.jp/miharu-jh/file/3798)
今日は「もずく」についてのお話しです。
もずくは酢であえた「もずく酢」が食べ方としては主流ですが、
今日の給食ではスープの中に入れました。
もずくは海藻の仲間で、特徴として「糸のような形」「ぬるぬるしている」などがあります。
このぬるぬるの正体は「フコイダン」という食物繊維です。
お腹の調子を整えてくれる働きがあり、その他には風邪予防、美肌、美髪などに効果があると言われています。
もずくは、沖縄県が生産量日本一です。給食で使用したもずくも沖縄県産です。![](https://miharu.fcs.ed.jp/miharu-jh/file/3782)
チンゲン菜は中国から伝わった比較的新しい野菜の中で、最も日本の食卓に身近な野菜となっています。
これは、アクがなく、熱を加えても色も変わらないこと、また、気温の変化に比較的強く、
一年を通して手に入りやすいことなどがその理由にあげられています。
チンゲン菜は、緑黄色野菜で、含んでいる栄養素もビタミンA、ビタミンC、カルシウム、
カリウム、鉄分、食物繊維と豊富で、ほうれん草にも負けないほどです。
ですから、インフルエンザやかぜ、胃腸炎などのウイルスに負けないように、手洗いうがいと併せて、
緑黄色野菜をしっかり食べるようにしましょう。
![](https://miharu.fcs.ed.jp/miharu-jh/file/3781)
今日の健康応援メニューは、にらとひき肉の卵スープです。
福島県民は野菜不足と食塩のとりすぎによる健康課題があります。
そこでうま味でおいしく減塩と野菜たっぷりメニューです。
昆布やかつお節でだしをとったり、干ししいたけやトマト、
お肉などうまみの強い食品を使ったりすることで、塩味が少なくてもおいしくいただけます。
給食では、トマト、ひき肉、炒め玉ねぎを使い、風味豊かに仕上げました。
また、いろいろな食材を入れて具を多くすることで、それぞれの食材のうまみが溶け出し、
調味料が少なくてもおいしくいただけます。
また、具が多くなることで、汁を少なくでき、その分塩分量も減らすことができます。
今日の食育だよりでもふくしま健康応援メニューを紹介しています。
また、福島県のホームページでも料理カテゴリー別に紹介していますので、
ご家庭の食事の参考にしてみてください。
![](https://miharu.fcs.ed.jp/miharu-jh/file/3778)
里芋は、熱帯アジアを中心として重要な主食になっている多様なタロイモ類のうち、
最も北方で栽培されているものです。
日本には縄文時代に伝わったとされています。じゃが芋やさつまいもがそれぞれ江戸時代に伝わり、
全国に広まるまで「いも」は里芋を指す言葉でした。
里芋の主成分は炭水化物ですが、水分が多いのでいも類の中では低カロリーです。
給食では、さつま揚げ、こんにゃくと一緒に、おでんにしました。
![](https://miharu.fcs.ed.jp/miharu-jh/file/3770)
今から約350年前の江戸時代に、中国から招いた儒学者から教えてもらったラーメンを日本で初めて食べ、
さらに作ってふるまったのは、水戸藩主の徳川光圀(水戸黄門)だといわれてきました。
現在はすでにそれより200年前、室町時代の中頃(1488年)には作られていたことを示す資料が発見
されたそうです。その後、明治維新(1868年)で、多くの外国人が日本にやってくるようになり、
港町などにできた中華料理店ではラーメンが出され、少しずつ、日本中に広まりました。
昭和20年に戦争が終わり、中国から引き揚げてきた人たちが生活のためにラーメンの屋台を出しました。
中国でおいしい作り方を覚え、さらに当時は安くたくさん手に入った小麦粉で作るラーメンは、たべものが
少ない戦後にぴったりで、人気メニューのひとつになりました。
今日は野菜たっぷりの塩ラーメンです。
![](https://miharu.fcs.ed.jp/miharu-jh/file/3767)
フレンチトーストとは、牛乳にたまごを加えた液をパンに染み込ませ、フライパンなどで焼いたものです。
フレンチトーストとは、英語でフランス風のパンという意味ですが、フランスでは、
パン・ペルデュ(pain perdu)「失われたパン」と呼ばれています。
牛乳や卵につけることで、硬くなったパン(「失われたパン」)を「生き返らせる」ものであることが
その理由です。
朝食がパンという場合にぜひ作ってみてください。
卵を割って牛乳100cc、砂糖大さじ1を混ぜ、パンにつけてオーブントースターに入れて出来上がりです。
![](https://miharu.fcs.ed.jp/miharu-jh/file/3760)
節分とは現在では立春の前日をさしますが、もとはそれぞれの季節が終わる日、立春、立夏、立秋、立冬の
前日をいいました。
節分に豆で鬼をはらう行事が初めて行われたのは、室町時代で、病気や火事・地震などの災いを鬼にみたて
追い払いました。
さらに、江戸時代になると、春をむかえる厄払いの行事として、諸国の神社や家庭にひろまりました。
また、ヒイラギの葉がとがっていることから、その先にイワシの頭をさして戸口にかかげると、
邪気の侵入をふせぐとされています。
給食では、いわしの丸干しと、五目豆の節分メニューとしました。
1年生は初めてのいわしの丸干しに戸惑いながらも、果敢に挑んでいました。上級生は見慣れたのか、きれいに
食べる生徒の姿もみられました。
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今日は、2月の食育のめあては、「感謝して食べよう」です。
みなさんは、給食はもちろん、お家でも、食事の前と後に「いただきます」・「ごちそうさま」
のあいさつをしていますか?
基本的なことですが、「食べ物をいただく」ということは、「植物や動物の命をいただく」ということ。
そして、「ごちそうさま」には、「食事をするまでに駆け回ってくださった方々への感謝の気持ち」
が込められています。
ですから、食事を、食べる前と、食べ終わった後には、感謝の心を込めて「いただきます」「ごちそうさま」
のあいさつをしましょう。そして、食器に食べ物のかけらや、ごはん粒を残すことなくきれいにいただきましょう。
![](https://miharu.fcs.ed.jp/miharu-jh/file/3756)