今日は勉強や運動など、がんばる人の力になる「勝ち飯Ⓡ」メニューです。
「勝ち飯」は食品メーカーが考えた体作りに必要な栄養が無理なくおいしくとれる献立で、「主食」「主菜」「汁物」「牛乳・乳製品」の5つの和を基本としています。まさに、給食は毎日が勝ち飯メニューといえます。
家庭の食事も「たんぱく質」「野菜」「汁物」の3つを意識することで勝ち飯が実践できます。特に味噌汁などの汁物は、入れる食材を工夫するだけで「たんぱく質」と「野菜」を一緒に摂ることができます。そして和食の基本であるうまみを引き出すための「だし」が汁物には使われます。だしの力で塩分の摂取量もおさえることができます。
今日は味噌味のけんちん汁にレンコンのすりおろしをいれ、おいしさをアップ。具だくさんで、食材のうまみがたっぷりの味噌汁でした。
ご家庭でもだしを使った和食の料理で、勝ち飯を実践してみましょう。
けんちん味噌汁の材料(4人分)
豚ばら肉 100g 大根1/4本 にんじん1/2本 里芋4個 ごぼう1/4本 しいたけ4枚
こんにゃく1/2枚 れんこん200g 水600㎖ 和風だし大さじ3 みそ大さじ2・1/2 ごま油大さじ1
小ねぎ適量 (実際の給食では、分量を調整しました)
~本日メニュー~
ごはん
ミートローフのきのこソース
かぼちゃのガーリックソテー
けんちん味噌汁
牛乳
今日の献立は、ごはん、かわり納豆、じゃが芋の味噌そぼろ、五目汁、牛乳でした。
納豆は、日本独自の食品です。精進料理として納所(なんしょ、寺院の倉庫)で作られ、これが名前の由来といわれています。
納豆とは、「煮た大豆の表面に納豆菌が増殖し、【納豆の糸】といわれる独特な粘質物と特有の風味を生じた食品」です。
納豆菌は増殖するときに、大豆のたんぱく質を分解し吸収しやすくするとともに、各種ビタミンや酵素類などを作りだし、栄養に富んだ食品にします。
今日は、かつお節やごま、かまぼこ、チーズで作った具を納豆に混ぜて食べました。発酵食品である納豆とチーズ、野菜の組み合わせで免疫力がアップします。
卯の花とは「おから」のことを指します。おからを「卯の花」と呼ばれる語源は、初夏に小さな白い可憐(かれん)な花を咲かせる「ウツギ」という植物からきています。白くてフワフワしたおからを「卯の花」に見立てて、そう呼ばれるようになったそうです。
おからには食物繊維が豊富に含まれています。おからの食物繊維は「セルロース」という水に溶けないもの。セルロースは腸の蠕動(ぜんどう)運動を促進する効果があります。
配膳の時に「今日のこのおかずは何ですか?」と聞かれました。「卯の花炒りです」と答えると「何からできているものですか?」と「おからです」といってもピンとこない様子だったので、「豆腐を作るときにできるものです」というとようやく理解できたようでした。
給食室では日々スチコンが大活躍。
手作りのシュウマイに挑戦しました。
作り方をお知らせします。
材料 (4人分)
シュウマイ:豚ひき肉200g 玉葱1/4個 しょうが1かけ 卵1/3個
しょうゆ小さじ1/2 塩・こしょう少々 ごま油小さじ1 シュウマイの皮50g
辛子じょうゆ:しょうゆ小さじ1 酢小さじ1/2こさじ 練り辛子適量(お好みの辛さに調整してください)
作り方
①シュウマイの皮を半分切り、5ミリくらいの千切りにしておく。
②玉葱はみじん切り、しょうがはすりおろす。
③ボウルにひき肉、②、調味料を入れてこねる。
④4等分して丸める。(大きさは自由に変えてください)
⑤切ったシュウマイの皮に④をころがしながら、全体にシュウマイの皮をつける。
⑥蒸気の上がった蒸し器に⑤を入れ20分くらい蒸す。(底にクッキングシートを敷くと、くっつかない。
学校ではアルミカップに入れて蒸しました。)
⑦辛子じょうゆの調味料を混ぜ合わせる。
今日は支部中体連新人大会のため3年生のみ給食でしたので、普段できないメニューに挑戦しました。
それは、「ソース焼きそば」
焼きそばなんて家庭でも簡単に作ることができるメニューでは?と思っているかもしれませんが、
大量の材料を釜で炒める作業は、とても大変なんです。
そこでスチコン(焼く、煮る、炊く、炒める、揚げる、茹でる、蒸すなどの加熱調理ができる機器)を使って挑戦しました。
鉄板に中華麺、豚肉、野菜の順でのせ、蒸し焼きします。火が通ったらソースなどで味付けをして、もう一度加熱しました。
主菜なので、多めに準備しました。お皿山盛りに盛りつけている男子生徒や、なかには3回もおかわりした強者もいたようです。