食育

もやし

  もやしは、豆などの種子を、紫外線を遮った施設で発芽させ、その時に出てきた柔らかい新芽です。

現在は、「ブラックマッペもやし」と「緑豆もやし」が最も多く市場に出回っています。

その他に大豆から作る大豆もやしなどもあります。

発芽によって豆のときにはなかったビタミンCなどが合成されるので、太陽の光を浴びたビタミンA

たっぷりの緑黄色野菜と組み合わせて、上手に活用したい野菜のひとつです。

 今日の給食では、ほうれん草とさつま揚げでナムルにしました。

ひじき

ひじきとは、波が荒い海岸近く、岩場などに多く繁殖します。

北海道の南部から広域で収穫することができ、中国や朝鮮半島などでも収穫されます。

ひじきは健康にとても良い食材です。ひじきは低カロリーかつ豊富な栄養素を含みます。

特徴的なのはカルシウムと食物繊維、そしてヨウ素が豊富であるということでしょう。

100gあたりで換算すれば牛乳の10倍以上もカルシウムを含んでいます。

カルシウムはよく知られているように骨の成形を助ける作用があります。

感謝して食べよう

  食事のあいさつ「いただきます」「ごちそうさま」は、食べ物や食事に関わる人たちへ

感謝の気持ちを表す大切な言葉です。

「いただきます」には、私たちが生きるために、動植物の大切な命をいただくことへの感謝と、

多くの人たちのおかげで食事ができることへの感謝の気持ちが込められています。

「ごちそうさま」は、昔は、人をもてなすために方々を駆け回って材料を集め、

食事を準備していたことから、その心遣いや労力への感謝を表す言葉として生まれました。

明日は「勤労感謝の日」です。この日は宮中行事として、その年にとれた収穫に感謝する

「新嘗祭」が古くから行われてきました。秋の実りが出そろう時季です。

自然の恵みへの感謝、また働くことの尊さについて思いをめぐらせ、感謝して食べましょう。

こづゆ

 こづゆは、会津の代表的な郷土料理。

お正月や節句、結婚式などお祝い事には欠かせない「もてなし」の料理です。

 ホタテの貝柱でだしを取り、豆麩、にんじん、しいたけ、里芋、キクラゲ、しらたきなどが入ります。

材料の数は割り切れないようにと縁起のよい奇数が習わしです。

こづゆの名の由来は、浅めに作られた小さい朱塗りの椀に盛られることから

「こじゅうのつゆ」となり、訛って「こづゆ」になったのではないかと言われています。

にら

日本でのにら栽培の歴史は古く、9~10世紀頃から栽培されていたといわれています。

にらは、もともと東アジアの各地に自生し、中国や東南アジアでは古くから栽培されてきました。

ですが、ヨーロッパでは現在でもほとんど栽培されていません。アジア限定の野菜となっています。

にらには、ビタミンA、ビタミンCさらにカルシウム、リン、鉄などのミネラルが多く、疲労回復に

欠かせないアリシンが多いのも特徴です。

 また、一年中出回っているにらですが、旬は冬から春にかけて。つまり、これからが旬で、葉が厚く

柔らかになります。

 給食ではもやしと一緒に炒めものにしました。