2023年7月の記事一覧
旬のふくしまスタミナメニュー
夏休み前最後給食は、「旬のふくしまスタミナメニュー」として福島県産の食材を使った献立としました。
県産の牛もも肉をゆでて冷却し、県産のほうれん草やもやしとともに特製だれで和えたビビンバ。
お米はもちろん三春産米です。
トックスープは、県産の米粉を使ったトックと、キャベツ・卵も福島県産で、野菜の甘みが感じられ
るスープでした。
副菜は福島県の郷土料理「味噌かんぷら」をアレンジしたもので、本来は小さいじゃがいもを油
で炒って作りますが、給食では、じゃがいもに油をからめ、蒸し焼きにしてヘルシーに仕上げました。
デザートは三春町産のブルーベリーと県産のヨーグルトを合わせた手作りシャーベット。ブルーベリーの
酸味がさわやかで涼しげなデザートとなりました。
1年生のフロアーでは1個シャーベットをめぐり、盛大なじゃんけん大会が繰り広げられ
ていました。
ピーマン
給食では今日も夏野菜が大活躍です。
三春町で多く栽培されているピーマンは、肉厚で苦みが少なく、色が濃いのが特徴だそうです。
三春町とその周辺では、夏から秋にかけて収穫される夏秋ピーマンを露地栽培している農家が多く、
年間およそ1400トンが出荷されています。一日当たりの出荷量が多いときでおよそ25トンに
のぼるということです。
ピーマンを細切りにし、お湯でさっと湯がいて、おかかと共に和えました。シャキシャキの食感で、
さっぱりとした和えものでした。
ズッキーニのキッシュ
ズッキーニは、6月から8月の間に旬を迎える夏野菜です。
キュウリやカボチャと同じく、ウリ科に属しています。
より細かな分類では、キュウリ属ではなくカボチャ属に分類され、北米原産の「ペポカボチャ」という植物から
派生した野菜です。キュウリに似た外見に反して、キュウリよりもカボチャに近い種類の野菜です。
ズッキーニには、ビタミンB群やビタミンC、カリウムなど、夏バテ予防に効果的な栄養素が豊富に含まれています。
みずみずしいズッキーニは、汗で失われた水分やミネラルの補給にもぴったりの野菜です。
ズッキーニは味にクセもないため、生でも炒めても煮込んでも、美味しく食べられます。
とくに他の夏野菜と一緒に煮込んだラタトゥイユは、ズッキーニを使った代表的な料理です。
給食では、スライスしてキッシュにしました。
ごぼう
今日の副菜は、ごぼうをたっぷりと使ったきんぴらです。
ごぼうを食べる国は、日本と台湾の国の人々くらいで、中国では漢方薬という薬として使われています。
ごぼうには、食物せんい”が豊富に含まれています。
食物せんいは、腸の中に蓄積している食べ物のかすを吸着して、体の外に出す働きがあります。
また、食物せんいは、現代の私たちに、不足している栄養のひとつです。
夜空をイメージして
七夕は7月7日の夜、年に一度だけ空で会える牽牛と織姫の伝説にあやかり、
織姫が織物など手習い事にとても長けた女性だったことから、針仕事やお習字など
技芸の上達を願う日です。
七夕には、笹に願い事を書いた5色の短冊を飾りつけ、そうめんを食べる風習もあります。
給食では、夜空をイメージした手作りゼリーにしました。星形のナタデココや三春町産のブルーベリー
みかんパインなどフルーツたっぷりのゼリーとなりました。
ブルーベリー
今が旬のブルーベリーを給食室で煮詰めてジャムを作りました。
ブルーベリーは、その果実が濃い青紫色に熟すことからこの名前があります。
欧米では昔から、野生のブルーベリー果実を摘んで食用にしていました。
20世紀の初めより、アメリカ、カナダ原産の種類から品種改良が始められ、現在では広く栽培される果樹になっています。
三春町内でもたくさん栽培されています。
アントシアニンというブルーベリーの青い色素は、目の疲労をやわらげ、視力向上にも効果があると言われています。
(一日にカップ1杯分の摂取を続けての治験です。)
今日は、「ブルーベリーファームはしもと」さんのブルークロップ、ブルーレイという品種のブルーベリーです。
三春町産のおいしい恵みに感謝して食べていました。
きゅうりのスタミナ炒め
夏野菜の一つ「きゅうり」
国内生産量1位は宮崎県ですが、福島県でも4位の生産量を誇る野菜です。
淡色野菜で、体のむくみを取る「カリウム」が多く含まれています。
表面に「いぼ」がありますが、この「いぼ」がとがっている物ほど新鮮なきゅうりになります。
今日は、旬のきゅうりを中華風の炒め物にしました。
ガパオライス
ガパオライスはタイ料理の鶏肉のホーリーバジル炒め(パッガパオガイ)が原型で、
日本人が食べやすくアレンジした料理です。
発祥はタイと言えますが、ガパオライスは日本特有の料理名です。
ひき肉に赤パプリカをバジルと一緒に炒め、ナンプラーや砂糖で味付けをする料理です。
給食では、鶏・豚のひき肉、玉ねぎ、パプリカをナンプラー、スイートチリソースで味付けし、バジルを入れて、
ごはんの上にのせて食べました。
暑さに負けない食事
元気に夏を過ごすためには、規則正しい生活と栄養のバランスのとれた食事をしっかりとることは欠かせません。
つい冷たいものばかりを口にしてしまいがちですが、多く取りすぎると胃が弱り、食欲が落ちて夏バテしやすくな
りますので、過剰な摂取には十分注意しましょう。
夏になると、なす、きゅうり、トマト、さやいんげん、オクラ、ゴーヤなどの夏野菜がたくさん出回ります。
夏野菜には、水分がたっぷり含まれているので「食べる水分補給」ができます。
また、しその葉やみょうがなど夏が旬の香味野菜は、さわやかな香りとアクセントのきいた味で食欲を増してくれます。
旬の夏野菜を上手に使って、暑い夏を元気に乗り切りましょう。
今月は2年生がランチルームを使用します。いつもとは違う場所に戸惑いながらも、協力して配膳していました。