2023年11月の記事一覧

にら

日本でのにら栽培の歴史は古く、9~10世紀頃から栽培されていたといわれています。

にらは、もともと東アジアの各地に自生し、中国や東南アジアでは古くから栽培されてきました。

ですが、ヨーロッパでは現在でもほとんど栽培されていません。アジア限定の野菜となっています。

にらには、ビタミンA、ビタミンCさらにカルシウム、リン、鉄などのミネラルが多く、疲労回復に

欠かせないアリシンが多いのも特徴です。

 また、一年中出回っているにらですが、旬は冬から春にかけて。つまり、これからが旬で、葉が厚く

柔らかになります。

 給食ではもやしと一緒に炒めものにしました。

さつまいも

 焼き芋、お芋ご飯などで、秋が旬のイメージが強いさつまいも。さつまいもの旬は9月から11月ごろと、

ずばり秋です。

 日本のさつまいもの生産量は、鹿児島県が一番多く、2位は茨城県、千葉県、宮崎県と続きます。

1位の鹿児島県は、日本のさつまいもの生産量の約40%を作っています。

 水はけの良い火山灰を含んだ土地がさつまいも栽培に適していたこと、また、さつまいもは地上に実

をつける作物ではないため、風害に強く、台風が多く上陸する鹿児島においては、他の作物よりも有利

だったことなどがその要因です。

 さつまいもの主な栄養は糖質ですが、ビタミンCも実は果物なみに多く含んでいる食品です。 

まぐろのごま味噌和え

 毎週金曜日は「日本型食生活の日」として、体が喜ぶ魚を主菜にした和食メニューです。

マグロは刺身やお寿司の定番ネタとして人気が高く、スーパーでも簡単に手に入ることから

食卓にのぼることも多い食材なのではないでしょうか。

全世界で獲れるマグロは年間約200万トン程ですが、実はそのうち約1/4が日本国内で食べられているそうです。

 マグロはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)をはじめ、鉄やビタミンDなどの

さまざまな栄養素を含んでいます。

とくに注目すべきはDHAの含有量で、魚の中でトップクラスです。EPAやDHAは、動脈硬化や心筋梗塞、

脳卒中などの病気を防ぐ働きや、血中の中性脂肪値を減らす働きがあるとして注目されている成分です。

 給食では、まぐろに片栗粉をつけて油で揚げ、味噌であえたごま味噌和えにしました。

ふくしま健康応援メニュー コンソメジュリアン

 今日の給食は、ふくしま健康応援メニューです。

福島県民の食生活の特徴は、「野菜不足」と「塩分のとりすぎ」です。

11月の献立表を見て、「コンソメジュリアン」とはどんな食べ物?と思った人もいると思います。

これは、野菜を千切りにしてコンソメで煮たスープです。

ジュリアンとはフランス語で女性の髪のように細いという意味があるそうです。

 給食では、4種類の野菜とベーコンを使って作りました。今日のスープに使われている野菜の量は1人分70g

ほどです。

野菜は生で食べるよりも煮たり炒めたりして加熱調理するとかさが減り、たくさん食べやすくなります。

みそ汁やスープなどの汁物にも野菜をたっぷり入れましょう。

いい歯の日

11月8日は「いい歯の日」です。11月8日の「118」が「いい歯」の語呂合わせで、

日本歯科医師会が歯の健康増進の啓発のために作った記念日です。

みなさんはむし歯がない健康な歯を保てていますか?

健康な歯を保つと、将来にわたって、美味しく楽しく食事ができます。

歯の健康を守るためには、よくかんで食べることが大切です。

よくかんで食べると、他にもいいことがあります。

「消化がよくなる」「脳の働きがよくなる」「歯に食べ物がくっつきにくくなる」「食べ過ぎを防ぐ」など。

ごはんもおかずも、かむことを意識して食べることが大切です。

おうちのごはんも給食も、よくかんでいただきましょう。