2023年4月の記事一覧
日本型食生活
今年度も、毎週金曜日は「日本型食生活の日」として、体が喜ぶ 魚を主菜にした和食メニューを提供していきます。
現代の日本の食事では脂質のとりすぎが問題となっていますが、今日の様な和食の食事は、ごはんなどの炭水化物や
カルシウム、鉄などのミネラル、食物せんいを多くとることができ、脂質が抑えられた食事となります。
また、しっかりと噛んで食べられるのも和食のよいところです。
手作りいちごジャム
今日は、旬の果物であるいちごをグラニュー糖とレモン汁でジャムにしました。
一時間ほど煮詰めて完成しました。その間給食室はあまーい いちごの香りが漂っていました。
食パンにたっぷりとはいきませんでしたが、甘さと酸味のバランスのよいジャムをおいしそうに頬張っていました。
切り干し大根サラダ
切り干し大根は、大根を細く切り、天日で干して乾燥させたものです。
太陽の光を浴びることで、糖化されて甘味が増し、栄養価も増加します。
骨や歯を丈夫にするカルシウムは15倍、貧血を予防する作用がある鉄分は32倍、
代謝を促進するビタミンB1・B2は10倍と、同量の大根と比べた場合、栄養価は非常に高くなります。
なにより食物繊維が豊富に含まれているというすばらしい食材です。
いつもは、煮物にして食べることが多いと思いますが、茹でてサラダにしてもおいしく食べることができます。
給食では、ごぼうやきゅうり、ツナと一緒に、中華風のドレッシングで和えました。
カレーライス
今日の給食は、カレーライスです。
1ヶ月に1度は登場する、給食のメニューです。
本校のカレーの特徴は、甘口のカレールウで、じゃがいもが大きくカットされていて、
口に入れるとほろっと崩れます。今も給食のナンバー1メニューのひとつです。
1年生は初めてのカレーで、ある生徒が「思っていたものと違う」との発言が・・・
理由を聞いてみると「カレーはお皿では」とのこと。
普段の生活ではカレーはお皿に盛って食べるものですが、本校ではどんぶりに盛りつけて食べます。
保管場所などの関係で、どんぶりを使用せざる得ない状況にあります。数年これで食べていたため、
違和感がなくなっていたこと、食環境の大切さに気付かされた一コマでした。
さばの味噌煮
鯖は一年中日本近海で漁獲され、古くから日本人になじみの魚です。
平安時代には鯖売りの行商が行われていたという記録が残っています。
年をごまかすときなどに使われる「サバを読む」という言葉は、鯖が大量に捕れ、
かつ鮮度低下が早いため、漁師が数を数えず大急ぎで売りさばいたのが起源とも言われています。
栄養的にも、肉などに含まれる脂が飽和脂肪酸で白く固まりなのに対して、
鯖など青魚の脂の不飽和脂肪酸は常温では液体状です。
体内に入っても固まりにくいこの性質が、血液の流れをスムーズにしてくれます。
肉ばかりでなく、魚もしっかり食べていきましょう。