食育

里芋

 里芋は、熱帯アジアを中心として重要な主食になっている多様なタロイモ類のうち、

最も北方で栽培されているものです。 

日本には縄文時代に伝わったとされています。じゃが芋やさつまいもがそれぞれ江戸時代に伝わり、

全国に広まるまで「いも」は里芋を指す言葉でした。

里芋の主成分は炭水化物ですが、水分が多いのでいも類の中では低カロリーです。

 

 給食では、さつま揚げ、こんにゃくと一緒に、おでんにしました。

 

 

ラーメンの歴史

 今から約350年前の江戸時代に、中国から招いた儒学者から教えてもらったラーメンを日本で初めて食べ、

さらに作ってふるまったのは、水戸藩主の徳川光圀(水戸黄門)だといわれてきました。

現在はすでにそれより200年前、室町時代の中頃(1488年)には作られていたことを示す資料が発見

されたそうです。その後、明治維新(1868年)で、多くの外国人が日本にやってくるようになり、

港町などにできた中華料理店ではラーメンが出され、少しずつ、日本中に広まりました。

昭和20年に戦争が終わり、中国から引き揚げてきた人たちが生活のためにラーメンの屋台を出しました。

中国でおいしい作り方を覚え、さらに当時は安くたくさん手に入った小麦粉で作るラーメンは、たべものが

少ない戦後にぴったりで、人気メニューのひとつになりました。

 今日は野菜たっぷりの塩ラーメンです。

フレンチトースト

 フレンチトーストとは、牛乳にたまごを加えた液をパンに染み込ませ、フライパンなどで焼いたものです。

フレンチトーストとは、英語でフランス風のパンという意味ですが、フランスでは、

パン・ペルデュ(pain perdu)「失われたパン」と呼ばれています。

牛乳や卵につけることで、硬くなったパン(「失われたパン」)を「生き返らせる」ものであることが

その理由です。

朝食がパンという場合にぜひ作ってみてください。

卵を割って牛乳100cc、砂糖大さじ1を混ぜ、パンにつけてオーブントースターに入れて出来上がりです。

 

 

節分献立

 節分とは現在では立春の前日をさしますが、もとはそれぞれの季節が終わる日、立春、立夏、立秋、立冬の

前日をいいました。

節分に豆で鬼をはらう行事が初めて行われたのは、室町時代で、病気や火事・地震などの災いを鬼にみたて

追い払いました。

さらに、江戸時代になると、春をむかえる厄払いの行事として、諸国の神社や家庭にひろまりました。

また、ヒイラギの葉がとがっていることから、その先にイワシの頭をさして戸口にかかげると、

邪気の侵入をふせぐとされています。

給食では、いわしの丸干しと、五目豆の節分メニューとしました。

 1年生は初めてのいわしの丸干しに戸惑いながらも、果敢に挑んでいました。上級生は見慣れたのか、きれいに

食べる生徒の姿もみられました。

 

2月のめあて

今日は、2月の食育のめあては、「感謝して食べよう」です。

みなさんは、給食はもちろん、お家でも、食事の前と後に「いただきます」・「ごちそうさま」

のあいさつをしていますか?

基本的なことですが、「食べ物をいただく」ということは、「植物や動物の命をいただく」ということ。

そして、「ごちそうさま」には、「食事をするまでに駆け回ってくださった方々への感謝の気持ち」

が込められています。

ですから、食事を、食べる前と、食べ終わった後には、感謝の心を込めて「いただきます」「ごちそうさま」

のあいさつをしましょう。そして、食器に食べ物のかけらや、ごはん粒を残すことなくきれいにいただきましょう。