食育

クロックムッシュ

「クロックムッシュ」とは、フランスで食べられていたトーストの一種です。

パンにハムとチーズを合わせ、軽く焼いて、温かいうちに食べます。

 ゆで卵や野菜をはさんで食べるなど、アレンジもいろいろあります。

クロックムッシュの上に目玉焼きをのせたものは、「クロックマダム」とも呼ばれているそうです。

 朝ごはんがパン派の人は、ぜひお家で、食パンにスライスのハムとチーズをのせて焼いて作ってみてください。

 

中華どんぶり

 昭和時代の初めごろ、東京のある中華料理店で、お客さんから、「八宝菜をご飯にかけて欲しい」

と頼まれて作ったのが 中華丼誕生のきっかけだそうです。

日本人は、「親子丼」や「牛丼」など 手早く食べられる丼物が好きですから、中華丼が誕生したのかもしれません。

季節の野菜と肉、魚介類など豊富な食材で、おいしく栄養を摂れる料理です。

 

 

寒さに負けない食事

 今年も残すところ1ヵ月切りました。寒さも本格的になり、空気が乾燥し、低温になるため

風邪のウィルスやインフルエンザウィルスが増えてきます。そんな寒い冬を健康的に乗り切るために

食事にも気をつけてみましょう。ポイントは体を温めることです。

 朝ご飯を食べると、噛むことや、食べたものを吸収するために、内臓が動き出し、身体を中から温めます。

気温も体温も下がっている朝は、しっかりと朝ご飯を食べましょう。肉・魚・卵等のたんぱく質は、身体を作る

大切な栄養素です。筋肉量を増やすことで基礎代謝を上げ、身体をじっくりと温めることができます。うなぎや

緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAは、鼻やのどの粘膜を強くし、ウィルスが入るのを防ぎます。

野菜や果物に多く含まれるビタミンCはウィルスを外へ追い出す働きがあります。1日3食栄養バランスのよい

食事を食べて風邪を予防しましょう。

 

タラのグラタン

タラは漢字で魚へんに雪と書くように冬が旬の魚です。

日本でタラと呼ばれる種類には、マダラ、スケトウダラ、コマイなどがありますが、

北海道沿岸と北陸ではスケトウダラをその他の地域ではマダラを指すことが多いようです。

 白身の魚ですが、ビタミンA、D、Eを多く含んでいます。脂質が少ないところからクセの

ない淡泊な味で、鍋物やコクのあるグラタンやシチューに向いています。

今日の給食では、タラの切り身を焼いてから、野菜やきのこと一緒にホワイトルウで味付けしました。

コクが増し、よりおいしく食べられます。

ほうれん草のキッシュ

 ほうれん草の旬は冬です。

 寒いところで育てると、甘くておいしい栄養いっぱいのほうれん草ができるそうです。

ほうれん草には、風邪を予防してくれる「カロテン」や「ビタミンC」、貧血を予防して

くれる「鉄」がたくさん入っています。

これから旬を迎えるほうれん草をしっかり食べて、風邪を予防しましょう。

 給食では、ほうれん草をたっぷりと使った、キッシュにしました。

ほうれん草の濃い緑色と卵の黄色、焼き目のこげ茶色で見た目もきれいなキッシュとなりました。