食育

ズッキーニのキッシュ

 ズッキーニは、6月から8月の間に旬を迎える夏野菜です。

キュウリやカボチャと同じく、ウリ科に属しています。

より細かな分類では、キュウリ属ではなくカボチャ属に分類され、北米原産の「ペポカボチャ」という植物から

派生した野菜です。キュウリに似た外見に反して、キュウリよりもカボチャに近い種類の野菜です。

 ズッキーニには、ビタミンB群やビタミンC、カリウムなど、夏バテ予防に効果的な栄養素が豊富に含まれています。

みずみずしいズッキーニは、汗で失われた水分やミネラルの補給にもぴったりの野菜です。

ズッキーニは味にクセもないため、生でも炒めても煮込んでも、美味しく食べられます。

とくに他の夏野菜と一緒に煮込んだラタトゥイユは、ズッキーニを使った代表的な料理です。

給食では、スライスしてキッシュにしました。

 

 

ごぼう

 今日の副菜は、ごぼうをたっぷりと使ったきんぴらです。

 ごぼうを食べる国は、日本と台湾の国の人々くらいで、中国では漢方薬という薬として使われています。

ごぼうには、食物せんい”が豊富に含まれています。

食物せんいは、腸の中に蓄積している食べ物のかすを吸着して、体の外に出す働きがあります。

また、食物せんいは、現代の私たちに、不足している栄養のひとつです。

 

夜空をイメージして

 七夕は7月7日の夜、年に一度だけ空で会える牽牛と織姫の伝説にあやかり、

織姫が織物など手習い事にとても長けた女性だったことから、針仕事やお習字など

技芸の上達を願う日です。

 七夕には、笹に願い事を書いた5色の短冊を飾りつけ、そうめんを食べる風習もあります。

給食では、夜空をイメージした手作りゼリーにしました。星形のナタデココや三春町産のブルーベリー

みかんパインなどフルーツたっぷりのゼリーとなりました。

ブルーベリー

 今が旬のブルーベリーを給食室で煮詰めてジャムを作りました。

ブルーベリーは、その果実が濃い青紫色に熟すことからこの名前があります。 

欧米では昔から、野生のブルーベリー果実を摘んで食用にしていました。

20世紀の初めより、アメリカ、カナダ原産の種類から品種改良が始められ、現在では広く栽培される果樹になっています。

三春町内でもたくさん栽培されています。

アントシアニンというブルーベリーの青い色素は、目の疲労をやわらげ、視力向上にも効果があると言われています。

(一日にカップ1杯分の摂取を続けての治験です。)

 今日は、「ブルーベリーファームはしもと」さんのブルークロップ、ブルーレイという品種のブルーベリーです。

三春町産のおいしい恵みに感謝して食べていました。

きゅうりのスタミナ炒め

 夏野菜の一つ「きゅうり」

国内生産量1位は宮崎県ですが、福島県でも4位の生産量を誇る野菜です。

淡色野菜で、体のむくみを取る「カリウム」が多く含まれています。  

表面に「いぼ」がありますが、この「いぼ」がとがっている物ほど新鮮なきゅうりになります。

今日は、旬のきゅうりを中華風の炒め物にしました。

ガパオライス

 ガパオライスはタイ料理の鶏肉のホーリーバジル炒め(パッガパオガイ)が原型で、

日本人が食べやすくアレンジした料理です。

発祥はタイと言えますが、ガパオライスは日本特有の料理名です。

ひき肉に赤パプリカをバジルと一緒に炒め、ナンプラーや砂糖で味付けをする料理です。

 給食では、鶏・豚のひき肉、玉ねぎ、パプリカをナンプラー、スイートチリソースで味付けし、バジルを入れて、

ごはんの上にのせて食べました。

暑さに負けない食事

 元気に夏を過ごすためには、規則正しい生活と栄養のバランスのとれた食事をしっかりとることは欠かせません。

つい冷たいものばかりを口にしてしまいがちですが、多く取りすぎると胃が弱り、食欲が落ちて夏バテしやすくな

りますので、過剰な摂取には十分注意しましょう。

 夏になると、なす、きゅうり、トマト、さやいんげん、オクラ、ゴーヤなどの夏野菜がたくさん出回ります。

夏野菜には、水分がたっぷり含まれているので「食べる水分補給」ができます。

また、しその葉やみょうがなど夏が旬の香味野菜は、さわやかな香りとアクセントのきいた味で食欲を増してくれます。

旬の夏野菜を上手に使って、暑い夏を元気に乗り切りましょう。

 今月は2年生がランチルームを使用します。いつもとは違う場所に戸惑いながらも、協力して配膳していました。

 

 

竜田揚げ

 しょうゆで下味をつけた肉や魚に片栗粉をつけて油で揚げた料理を

「竜田揚げ」といいます。

竜田とは奈良県北西部を流れる「竜田川」のことで、竜田川は「百人一首」で、

「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」

と詠まれているほど、古くから紅葉の名所として知られています。

竜田揚げは、赤褐色に揚がり、所々に片栗粉の白い部分があることから紅葉の中を

流れる竜田川に見立ててこの名前がつきました。

 給食では、さばにすりおろしたしょうがとしょうゆ、お酒で下味をつけ、片栗粉をつけて揚げました。

フルスピード

 先生方の研修会のため、11:30から給食の時間となりました。

いつもより1時間早く仕上げなければなりません。食材や食数、調理員さんの数はいつも通り。

いつもの倍のスピードで作業してくれましたので、時間までにできあがり、ホッとしました。

三春中の給食室は皆さんベテラン揃いなので、ちょっとした変更や変化にも即座に対応してくださいます。

頼もしい調理員さんです。

 

アスパラのチーズ春巻き

 今日の主菜は、春巻きの皮でアスパラガとチーズ、ベーコンを調理員さんが1本1本巻いて油で揚げた

アスパラのチーズ春巻きです。

 パリッとした食感で、食べ応えのある一品でした。お弁当のおかずにもオススメです。

 【1人分として】

 ・春巻きの皮 1枚  ・スライスチーズ 1枚  ・アスパラガス(半分に切る) 1本  

 ・ベーコン(短冊切り)10g  ・揚げ油 適量  

 

 

朝食モデル

 今日の給食は朝食におすすめメニューになっています。今日の献立をおすすめする理由は二つあります。

一つ目は、主食の「混ぜごはん」が、一つの料理で、「主食と主菜」の両方をとることができるメニューだからです。

二つ目は、汁物です。汁物には、寝ている間に下がった体温を上げ、体を温める効果があります。 

だれもが忙しい朝ですから、給食の献立を参考に朝ごはんメニューを工夫して、できるだけ多くの料理を揃えられるよ

うにしていきましょう。

生活リズムを整えるために

 1日のリズムや季節の変化によりよく対応するため、人も含めて地球上に暮らすほぼ全ての生物は、

「体内時計」と呼ばれる時間や季節などを知るメカニズムを持っています。

人の体内時計の周期は通常、24時間より長めに設定されていて、起床後、日光を浴びたり、

朝食を食べたりすることで、体内時計が早まり、24時間に調整されることがわかっています。

人の体内時計には、日中は活動して夜は眠るといった昼行性の動物の行動パターンをとる前提で、

体の様々な働きが大体決まった時刻にプログラミングされています。

したがって「早寝、早起き、朝ごはん」を実行していけば、勉強やスポーツなどで自分の力を最大限

に発揮できるだけでなく、心や体もベストな状態にすることができます。

早起きをして朝の光を浴び、朝食をしっかり食べましょう。

また、夜に強い光を浴びると眠れなくなってしまいます。夜は室内を暗くして早めに寝るように心がけましょう。

 

朝食について見直そう週間運動

 三春中学校では、今日から5日間「朝食について見なそう週間運動」を行います。

この運動は、福島県教育委員会が子供たちの望ましい食習慣を形成するために、

生活リズムを改善して1日3食バランスよく食事がとれるよう、朝食摂取率を高めることを

重点に、県内の幼稚園から高校まで取り組んでいます。

 脳のエネルギー源は、ごはんやパンなどの主食に多く含まれるブドウ糖です。

ブドウ糖は体内に大量に蓄えておくことができず、すぐに不足してしまいます。

また、体は寝ている間もエネルギーを使っているので、朝にはエネルギーや必要

な栄養素が少なくなっています。

つまり、朝起きたときは脳も体もエネルギーが不足した状態なのです。

そのため、朝食でブドウ糖をはじめとする様々な栄養素を補給し、午前中から

しっかり活動できる状態を作ることが大切です。

しかし、ドリンクやゼリーなどで栄養を摂りさえすればよいというわけではありません。

朝食でもうひとつ大切なことは「よくかんで食べること」です。

「噛むこと」で脳が覚醒し活発になります。また、口に食べ物が入り、胃に送られてくると

腸や大腸が動き始め、内臓も目覚めます。脳や体を目覚めさせるためにしっかり朝食を食べましょう。

スイートポテトサンド

 さつまいもは、焼いたりふかしたり食べるだけでなく、味噌汁に入れたり、グラタンにしたり、

様々な調理方法で楽しむことができる食材です。

 いも類の中でもさつま芋には非常に多くの食物繊維が含まれています。

食物繊維の主な特徴として、腸内に存在する善玉菌を増やし悪玉菌や毒素を吸着して排泄する働きがあります。

さつま芋にはビタミンCも多く、一般的にビタミンCは熱に弱く、加熱調理すると失われやすいのですが欠点です。

しかし、さつま芋に含まれるビタミンCはでんぷんによって熱から保護されているため、加熱調理をしてもその成

分が失われにくいという特徴があります。

  今日は、さつまいもを蒸したものをマッシュし、砂糖、牛乳、バターを加えて、クリームにしました。

コッペパンにたっぷりとはさんで「スイートポテトサンド」としました。

キムチどんぶり

 丼物とは、ご飯とおかずを一つの器に盛った日本の料理形式の一つで、

現在食べられているような丼物が登場したのは、江戸時代の後期だとされています。

給食では、白菜キムチと豚肉、にら、ねぎなどの香味野菜を炒めた、キムチどんぶりとしました。

ピリッと辛い中に、野菜の甘みも加わり、生徒達にも大人気の一品です。

 

 

五目きんぴら

 給食でも度々登場する副菜料理「○○のきんぴら」、

「きんぴら」という名前は、江戸時代の浄瑠璃という語り物中に登場する「坂田金平」

の名前に由来してつけられたそうです。この「坂田金平」は、強くて勇ましい人物とし

て知られていました。

 そこで、ごぼうの歯ごたえの強さが「坂田金平」の強さに通ずることから「金平ごぼう」

という名前がつけられ、金平ごぼうの様に、千切りにした食材をしょうゆで甘辛く炒める料

理を広く「○○のきんぴら」と呼ぶようになったそうです。

マーボーどんぶり

 マーボー豆腐は中華料理。ひき肉と豆板醤などを炒め、豆腐を煮た料理です。

中華料理は広東料理、上海料理など、地域ごとに特色があります。

マーボー豆腐はその中の四川料理の一つで、四川は海から離れた土地であるため、

保存がきくよう唐辛子や香辛料が多く使われた料理です。

豆腐は体をつくる材料となるたんぱく質が豊富です。脂質は少なく、

カルシウムやビタミンB1もたっぷりと栄養の優等生ともいえる食品です。

 今日は、マーボー豆腐をごはんにのせた「マーボーどんぶり」です。

どんぶり料理は、主食と主菜がいっぺんにとれます。これに、副菜や汁物を組み合わせることで

栄養バランスがととのいます。

いわしの蒲焼き

いわしは鮮度が落ちるのが早く、日持ちがしないため、漢字で「魚へん」に

「弱い」と書きますが、「頭の薬」といわれるほど栄養的には優れた効能があります。

中でも、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)という脂肪酸が豊富です。

EPAはコレステロールの正常化や動脈硬化、高血圧の予防に効果があり、

DHAは記憶力を高めたり、脳の働きを活性化させたりすることでも有名です。

カルシウムも豊富なので、成長期のみなさんにおすすめの食材です。

またカルシウムの吸収を助ける、ビタミン D が含まれています。

給食では、開きにしたいわしに片栗粉をまぶし、油でカリッと揚げたいわしに

甘辛で、しょうががアクセントのタレを絡めた蒲焼きにしました。

 

 

カミカミメニュー

今日から6月です。

6月4日から10日は歯と口の健康週間です。

本校の食育のめあては、「よくかんで食べよう」となっています。

そこで、噛むことについて、クイズ。

よく噛んで食べるとは、一口に何回 噛んで食べることをいうのでしょうか。

 次の三つの中から選んでください。

1番:20回        2番:25回        3番:30回

 

 

 正解は・・・、3番の30回でした。簡単すぎましたね。

 現代、日本では、柔らかい食べ物が年々好まれるようになり、私たちの噛む回数が減ってきてしまいました。

そこで、今、呼びかけられているのが「噛(か)ミング30(さんまる)運動」です。

「噛ミング30」というのは、その名の通り、一口に30回よく噛んで食べることをいいます。

「噛ミング30」を実践することで、脳が活発に働き、スポーツの能力が向上し、

さらには、心を豊かにすることができます。今月はご家庭でも「噛ミング30」を実践していきましょう。

 給食でもよくかんで食べるメニューを提供していきます。

かわり納豆

 納豆は、蒸した大豆に納豆菌を加えて発酵させた食品です。納豆は、発酵することで大豆

よりも消化がよくなるばかりか、大豆の栄養もそのまま吸収できます。また納豆菌によって

ビタミンB2がゆで大豆より約6倍も増えるほか骨を丈夫にして骨粗しょう症を予防するビタミンKなど、

大豆の含まれる有効成分がさらにパワーアップされます。このほか、腸内細菌を整えたり、血栓を溶かしたり、

抗菌作用などがあります。

 給食では、チーズやかまぼこ、青菜の漬物、かつお節などを納豆に混ぜて、食べます。

栄養やおいしさもアップします。