2023年10月の記事一覧

パンプキンパイ

 今日はハロウィーンです。

日本でも子どもがお菓子をもらったり、仮装をしたりする秋のイベントとして定着してきました。

そのルーツはヨーロッパの古い民族であるケルト人のお祭りでした。

ハロウィーンがアメリカに伝わった際、収穫量の多いかぼちゃでランタンを作りました。

これが世界中に広がり、ハロウィーン=かぼちゃという認識になったそうです。

 デザートは「パンプキンパイ」です。かぼちゃに砂糖や牛乳を混ぜ、パイ生地の上にのせ、焼きました。

かぼちゃの原産地はアメリカ大陸。日本に伝えられたのは17世紀。

カンボジアからきたので、“かぼちゃ”の名がついたといわれています。

このときの品種は、日本かぼちゃ。現在多く食べられている西洋かぼちゃは江戸末期に導入されました。

かぼちゃは、その形や栽培、保存が容易であることから、ずっと親しまれてきた野菜です。

 

 

手作りさつま揚げ

 今日の給食は、給食室手作りのさつま揚げです。

かまぼこやさつま揚げなどは、お店で買ってくるものというイメージが強いと思いますが、

実は家でも作ることができます。

 魚の身をフードプロセッサーやすり鉢ですり潰し、塩などの調味料を加えてよく練るとすり身ができます。

小判状に成形てて揚げればさつま揚げの出来上がり。

 「練り物」という名前の通り「塩を加えて練る」という操作がポイントで、これによってタネの粘り気や、

仕上がりの弾力が生まれます。

 給食では、グチという魚のすり身を使い、ごぼう、いんげん、玉ねぎを加えて作りました

 

 

 

 

クラムチャウダー

 クラムチャウダーは、あさりやはまぐりなどの貝をベースにするアメリカ発祥のスープのことです。

ほかに、にんじんやじゃがいもなどの野菜も入っていて具だくさんなのが特徴です。

「Clam(クラム)」は、英語で二枚貝の総称。

また、「Chowder(チャウダー)」の語源は、フランス語で「大鍋」や「煮込み」を意味する

「Chaudiere(ショーディエール)」といわれています。

直訳すると、クラムチャウダーは「二枚貝を使った煮込み料理」という意味になります。 

 クラムチャウダーの歴史は古く、17世紀にさかのぼります。アメリカ東海岸のニューイング

ランド地方に、イギリスやフランスなどヨーロッパから多くの人々が入植。

海岸沿いの街、ボストンで獲れる貝類を使って作られたのがはじまりとされています。

 給食では、バターと小麦粉でホワイトルウから手作りして作りました。

鮭と卵のチャーハン

 チャーハンは、炊きあがったごはんを様々な具と油で炒めた料理。同じ米を使った料理として、

ピラフがありますが、これは、米の状態のものを炒めてスープで炊きあげる料理です。

チャーハンのおいしさはごはんをパラパラに仕上げること。

炒める時間が長いほどごはんの水分が外に出てしまうので、手早く強火で一気に炒めるのがコツとなります。

いろいろな具材で作られるチャーハン、給食ではねぎ、レタスに卵、焼いた鮭をほぐして加え、

彩りのよい仕上がりとなっています。

 炒り卵も給食室で手作りします。ポロポロになるまで炒るのは、火加減の調整やかき混ぜ具合など

絶妙な技を必要とします。三春中の調理員さんの腕は一流なので、おいしさや見た目の美しさに出ています。

卯の花炒り

 卯の花とは「おから」のことを指します。おからは豆腐をつくる際にできる豆乳を絞った残りです。

おからを「卯の花」と呼ばれる語源は、初夏に小さな白い可憐な花を咲かせる

「ウツギ」という植物からきています。白くてフワフワしたおからを「卯の花」に見立てて、

そう呼ばれるようになったそうです。

豆乳の残りといっても、食物繊維やカルシウムをたっぷり含んだ食材です。特に食物繊維は、100g中に

11.5gも含んでいて、ごぼうの約2倍に当たります。おからの食物繊維は「セルロース」という水に溶けないもの。

セルロースは腸の蠕動運動を促進する効果があります。