食育

ジャーマンポテト

 手軽なジャガイモ料理のジャーマンポテトは、ジャガイモ料理の定番として知られています。

実は、このジャーマンポテトという名前は和製語で、ドイツにはいわゆる「ジャーマンポテト」

は存在しないということなのです。

 ただ、ドイツにも似たような料理があり、「ブラート・カルトッフェルン」といい、炒めじゃがいもという意味で、

日本のジャーマンポテトにとてもよく似ていて、ドイツではごく普通の基本的な料理だそうです。

 今日は、茨城県産の新ジャガ・新玉ねぎを使って、作りました。

クロックムッシュ

「クロックムッシュ」とは、フランスで食べられていたトーストの一種です。

パンにハムとチーズを合わせ、軽く焼いて、温かいうちに食べます。

 ゆで卵や野菜をはさんで食べるなど、アレンジもいろいろあります。

クロックムッシュの上に目玉焼きをのせたものは、「クロックマダム」とも呼ばれているそうです。

 朝ごはんがパン派の人は、ぜひお家で、食パンにスライスのハムとチーズをのせて焼いて作ってみてください。

アスパラの彩りソテー

 アスパラガスとは「たくさん分かれる」というギリシャ語が語源で、

新芽という意味をさすといわれています。

また、ユリ科の多年草で、南ヨーロッパからウクライナが原産地です。

日本においても、簡単な調理でもおいしく、料理のいろどりとしても

映えるところから 人気が高まっている野菜です。

 アスパラガスの旬は、5月から6月にかけてですので、まさに今がアスパラガスの最もおいしい時期です。

茹でるだけでおいしく食べられるアスパラガス、朝食などでも利用してほしい食品です。

 

ランチルームでの給食

 本校には、70名ほどが一堂に会して食事ができるランチルームがあります。

コロナ禍では、対面での食事ができなかったため3年生がクラスごとに使用していました。

 本日3年ぶりに3年生の2クラスが集まり、給食の時間を過ごしました。久しぶりに賑やかな声が

ランチルーム中に響き渡っていました。初めての場所での給食準備に戸惑いながらも、さすがは3年生、

テキパキと役割を果たし、楽しく会食していました。今後は、全学年がローテーションで使用します。

切り干し大根の炒めもの

 切り干し大根は、大根を細く切り、天日で干して乾燥させたものです。

太陽の光を浴びることで、糖化されて甘味が増し、栄養価も増加します。

 骨や歯を丈夫にするカルシウムは15倍、貧血を予防する作用がある鉄分は32倍、

代謝を促進するビタミンB1・B2は10倍と、同量の大根と比べた場合、栄養価は非常に高くなります。

なにより食物繊維が豊富に含まれているというすばらしい食材です。

 5人分として切り干し大根10g(水で15分程度戻します。4倍の重量になります。)

にんじん20g、油揚げ10g、さつま揚げ15gをそれぞれ細切り、糸こんにゃく30gも切ります。

油で材料を炒め、砂糖5g、みりん5cc、しょうゆ15cc、だし少々で味つけします。

出てきた水分で切り干し大根が柔らかくなるまで炒め煮します。ぜひお家でも作ってみてください。

じゃが芋のソテー

 じゃがいもの原産地は南米アンデス山脈の高地といわれ、16世紀に、スペイン人により

ヨーロッパにもたれされました。

 日本には1600年頃にオランダ船によりインドネシアから運ばれ、「ジャカルタから来たいも」

として「ジャガタラいも」、さらに「じゃがいも」と呼ばれるようになったといわれます。

 じゃがいもの収穫は、桜の花のように日本列島を北上していきます。

春には九州を出発し、初夏には関東、そして夏から秋に東北や北海道に産地が移っていきます。

じゃがいもはおもにエネルギーになる食品ですが、ビタミンCも多く、かつ熱に強いという特徴があります。

今日は、鹿児島産の新じゃがを使って、ベーコンやピーマンと炒めた、「じゃがいものソテー」としました。

 

 

七穀米

今日の給食は、「七穀米」をつかってごはんを炊きました。

七穀米にはいっているものは、発芽玄米、黒米、押し麦、ひえ、あわ、きびなど7種類の雑穀です。

白米が貴重だった時代には、かさ増しのために雑穀が米に混ぜられていましたが、

現在は健康のため「ヘルシーフード」「健康食」として食べられています。

雑穀は種類によってさまざまな栄養素を含むため、白米には足りないようなビタミン類やミネラル類、

食物繊維やポリフェノールなどの豊富な栄養をバランス良く摂取することができます。

また白米と比べて噛み応えのある雑穀は、満腹中枢が刺激されて少量でも満足感が得られやすいのが特徴です。

手作りさつま揚げ

 さつま揚げなどは、お店で買ってくるものというイメージが強いと思いますが、実は家でも作るこ

とができます。魚の身をフードプロセッサーやすり鉢ですり潰し、塩などの調味料を加えてよく練る

とすり身ができます。小判状に成形して揚げればさつま揚げの出来上がり。

「練り物」という名前の通り「塩を加えて練る」ことがポイントで、これによってタネの粘り気や、

仕上がりの弾力が生まれます。

給食では、ぐちという魚のすり身を使い、玉ねぎやごぼうなどの野菜を加えて給食室で手作りしました。

ぷっくりとした見た目で、中はもちもちとした食感のさつま揚げとなりました。

エビチリソース

日本では、麻婆豆腐や、八宝菜、餃子など、中国生まれの料理をまとめて「中華料理」と呼んでいますが、

中華料理は、中国の各地方によってさらに細かい種類に分けられます。今日の主菜「エビチリソース」は、四川料理です。

四川の特徴は、山椒や豆板醤などの香辛料を効かせていることです。また、四川料理には、「エビのチリソース炒め」

の他に、「麻婆豆腐」、「担々麺」などがあります。

ジャージャー麺

 今日は1ヶ月に数回の主食が麺の給食です。

給食で食べられている「めん」には大きく分けると「ソフトめん」と「中華めん」があります。

「ソフトめん」は学校給食向けに開発されたもので、一般のめんに比べて「汁の中でもしっかり

歯ごたえが残り、消化がよい」という特徴があります。

 ジャージャー麺は、豚ひき肉や細かく切った食材をみそやテンメンジャンで炒めて作った肉味噌を、

ゆでた麺の上に乗せて食べる料理です。

もともと、中国の北部、山東省に起源していましたが、今では中国国内で家庭料理として食べられています。

日本では、岩手県盛岡市で「じゃじゃ麺」として定着し、郷土料理として食べられています。

ハヤシライス

 ゴールデンウィークも終わり、生徒達の元気な顔がみられました。

連休明けで食欲が落ちるのでは?と心配していましたが、杞憂に終わりました。

 ハヤシライスとは、薄切りの肉と玉ねぎを炒め、トマトピューレとドミグラスソースなどで仕上げ、

ご飯にかけて食べる料理で、海外の料理をもとに日本で変化した洋食のひとつです。

名前の由来も「細かく切る」という意味のハッシュから、ハッシュドビーフハヤシライスとなった説。

丸善の創業者 早矢仕有的 が作った牛肉と野菜の煮込み料理から始まったという説など。

名前の由来だけでなく、作り方や材料もさまざまです。

給食では、牛肉を使い、ルウから手作りしています。

 

日本型食生活

 今年度も、毎週金曜日は「日本型食生活の日」として、体が喜ぶ 魚を主菜にした和食メニューを提供していきます。

現代の日本の食事では脂質のとりすぎが問題となっていますが、今日の様な和食の食事は、ごはんなどの炭水化物や

カルシウム、鉄などのミネラル、食物せんいを多くとることができ、脂質が抑えられた食事となります。

また、しっかりと噛んで食べられるのも和食のよいところです。

 

手作りいちごジャム

 今日は、旬の果物であるいちごをグラニュー糖とレモン汁でジャムにしました。

一時間ほど煮詰めて完成しました。その間給食室はあまーい いちごの香りが漂っていました。

食パンにたっぷりとはいきませんでしたが、甘さと酸味のバランスのよいジャムをおいしそうに頬張っていました。

 

 

 

切り干し大根サラダ

 切り干し大根は、大根を細く切り、天日で干して乾燥させたものです。

太陽の光を浴びることで、糖化されて甘味が増し、栄養価も増加します。

骨や歯を丈夫にするカルシウムは15倍、貧血を予防する作用がある鉄分は32倍、

代謝を促進するビタミンB1・B2は10倍と、同量の大根と比べた場合、栄養価は非常に高くなります。

なにより食物繊維が豊富に含まれているというすばらしい食材です。

 いつもは、煮物にして食べることが多いと思いますが、茹でてサラダにしてもおいしく食べることができます。

給食では、ごぼうやきゅうり、ツナと一緒に、中華風のドレッシングで和えました。

 

カレーライス

 今日の給食は、カレーライスです。

1ヶ月に1度は登場する、給食のメニューです。

本校のカレーの特徴は、甘口のカレールウで、じゃがいもが大きくカットされていて、

口に入れるとほろっと崩れます。今も給食のナンバー1メニューのひとつです。

 1年生は初めてのカレーで、ある生徒が「思っていたものと違う」との発言が・・・

理由を聞いてみると「カレーはお皿では」とのこと。

普段の生活ではカレーはお皿に盛って食べるものですが、本校ではどんぶりに盛りつけて食べます。

保管場所などの関係で、どんぶりを使用せざる得ない状況にあります。数年これで食べていたため、

違和感がなくなっていたこと、食環境の大切さに気付かされた一コマでした。

さばの味噌煮

 鯖は一年中日本近海で漁獲され、古くから日本人になじみの魚です。

平安時代には鯖売りの行商が行われていたという記録が残っています。

年をごまかすときなどに使われる「サバを読む」という言葉は、鯖が大量に捕れ、

かつ鮮度低下が早いため、漁師が数を数えず大急ぎで売りさばいたのが起源とも言われています。

 栄養的にも、肉などに含まれる脂が飽和脂肪酸で白く固まりなのに対して、

鯖など青魚の脂の不飽和脂肪酸は常温では液体状です。

体内に入っても固まりにくいこの性質が、血液の流れをスムーズにしてくれます。

肉ばかりでなく、魚もしっかり食べていきましょう。

味噌かんぷら

 今日の副菜の「味噌かんぷら」。この「かんぷら」とは一体なんのことでしょうか?

これはじゃがいもを指す言葉で、福島の方言でじゃがいものことを「かんぷら」と呼ぶことから、

そのまま料理名として使われ、今でもその名前が残っています。

 福島の郷土料理「味噌かんぷら」はコロコロとした小玉のじゃがいもを味噌で味付けした料理。

小さく出荷できないじゃがいもを、家庭で食べるために考案されたアイデア料理で甘く味付けした

味噌とのハーモニーが懐かしい味で、昔から多くの人に愛され、おやつがわりとしても食べられています。

給食では、じゃがいもを食べやすい大きさに切って作りました。

ポークステーキ

 豚肉はたんぱく質を多く含む食品です。たんぱく質は、体内で様々な体の材料となる栄養素です。

成長期の中学生にとって、骨や筋肉の形成、血液を作る上で特に重要です。

 では、大好きなお肉をたくさん食べればいいかというと、そこには別の問題があります。

お肉、お魚には、たんぱく質と同じくらいの脂肪も含まれています。食べ過ぎはカロリーや脂肪の取り過ぎになります。

体を作るのに十分で、脂肪の取りすぎにならない。それが給食でのお肉の量です。毎日の食事でも参考にしてください。

 

ソース焼きそば

 今日は、2・3年生が行事で給食がありませんでしたので、1年生のみ給食を実施しました。

前回、塩焼きそばを2年生に実施したので、1年生はソース焼きそばにしました。

通常焼きそばは、釜で炒めて作りますが、焼き物や蒸し物・煮物・炒めものまで作ることができる

スチームコンベクションオーブン(通称スチコン)に肉や野菜、麺などの材料と調味料を入れて、

コンビ(蒸し焼き調理)モードで作りました。

 スチコンで作ることにより、油の使用量をおさえ、ヘルシーに作ることができます。

お花見給食

 例年より早い桜の開花で、学校周辺の桜も終わってしまいましたが、

今日の給食は、お花見メニューです。

 1年生は昨日、2年生は明日滝桜ウォークが行われます。

 お花見は奈良時代の貴族の行事が起源とされ、当初は梅を鑑賞しながら歌を詠んでいましたが、

平安時代以降は桜をめでるようになります。

 庶民が花見を本格的に楽しむようになったのは江戸時代からです。八代将軍徳川吉宗(1684~1751)は飛鳥山

や御殿山、隅田川の土手など風光明媚な場所に桜を植え、庶民に開放しました。

これをきっかけに、桜の木の下で宴会を楽しむ現在の花見のスタイルが広まったのです。

 「花より団子」と言われるように、お花見といえば花見団子。給食ではみたらし団子にしました。

みたらし団子は京都の下鴨神社の「御手洗祭り」が始まりとされる、砂糖醤油のくずあんをかけた団子です。