食育

ジャージャー麺

ジャージャー麺は、豚ひき肉や細かく切った食材をみそやテンメンジャンで

炒めて作った肉味噌を、ゆでた麺の上に乗せて食べる料理です。

もともと、中国の北部、山東省に起源していましたが、今では中国国内で家庭料理として食べられています。

日本では、岩手県盛岡市で「じゃじゃ麺」として定着し、郷土料理として食べられています。

給食では、みじん切りにした玉ねぎやたけのこ、豚ひき肉で、麺とよく絡むよう少しゆるめの肉味噌になっています。

 

 

 

 

切り干し大根のナムル

 切り干し大根は、大根を細く切り、天日で干して乾燥させたものです。

太陽の光を浴びることで、糖化されて甘味が増し、栄養価も増加します。

 骨や歯を丈夫にするカルシウムは15倍、貧血を予防する作用がある鉄分は32倍、

代謝を促進するビタミンB1・B2は10倍と、同量の大根と比べた場合、栄養価は非常に高くなります。

なにより食物繊維が豊富に含まれているというすばらしい食材です。

  いつもは、煮物にして食べることが多いと思いますが、茹でてサラダにしてもおいしく食べることができます。

今日はにんじんやきゅうりと一緒にさっぱりとしたナムルに仕上げました。

さばの味噌煮

 毎週金曜日は、主菜を魚料理にした、「日本型食生活の日」です。

今日は、「ごはん・さばの味噌煮・野菜のごま和え・沢煮椀・牛乳」です。

ノルウェイ産のさばをたっぷりのしょうがとみそ、しょうゆなどの調味料で煮ます。

 年をごまかすときなどに使われる「サバを読む」

という言葉は、鯖が大量に捕れ、かつ鮮度低下が早いため、漁師が数を数えず大急ぎで売り

さばいたのが起源とも言われています。

手作りハムカツ

 今日の給食は、「コッペパン・手作りハムカツ・コールスローサラダ・カレーヌードルスープ・牛乳」

厚めに切ったロースハムに、小麦粉、卵、パン粉をつけて油で揚げた手作りのハムカツが主菜のメニューでした。

 ハムカツは、惣菜店やお肉屋で売られ、中食(惣菜や弁当などを買って帰り、家で食べること、

あるいはその食品のこと)の商品のひとつで、第二次世界大戦後、豚肉を主にした加工品として

普及したプレスハムを、惣菜屋で揚げて供したことから生まれたといわれています。

 生徒達はパンにはさんだり、そのまま食べたりとそれぞれ工夫していました。

アスパラ菜

 アスパラ菜は、菜の花と同じアブラナ科の野菜です。

中国の野菜「菜心(さいしん)」と「紅菜苔(こうさいたい)」というふたつの品種を交配して

つくられた新しい品種の葉物野菜です。

1992年頃から新潟県の上越地方で栽培が始まり、現在は全国各地で栽培されるようになりました。

食感や味がアスパラガスに似ていることから、アスパラ菜と名付けられました。

クセがなく食べやすいため、炒め物やおひたし、サラダやパスタなど、などさまざまな料理に活用することができます。

今が旬のアスパラ菜をかつお節とごまで和えものにしました。

まいたけの炒めサラダ

 まいたけは、秋から冬が旬のきのこです。

長い間 「幻のきのこ」といわれていましたが、1970年ごろ、人工栽培に成功しました。

味や香りは天然ものと少し異なりますが、入手しやすくなりました。

うま味が強く、食べた時の歯切れも良いので、炒めものや鍋料理、天ぷらなど、いろいろな料理に使われます。

 まいたけには健康パワーの源になる栄養がたっぷり!

免疫力のキープや血糖値の上昇を穏やかにしたり、

毎日のスッキリに役立ったり、健康寿命や生活習慣病の予防ができたりと、

キレイと元気には欠かせないものばかりです。

今日は、そんなまいたけをたっぷりと使い、ベーコン、もやし、チンゲン菜で炒めものにしました。

仕上げにしょうゆで香りづけしました。

 

 

節分メニュー

 今年もこの季節がやってきました。

鉄板にきれいに整列しています。みな、目をみひきら、口を開けて。

まるまるとした脂ののった丸干しいわしです。

節分恒例のメニューで、あまり生徒達には・・・

これぞ節分の行事食です。

 節分にいわしを飾る風習と、節分にいわしを食べる理由については

いわしを焼くときにでる煙と強い臭いで邪気を追い払い、

尖ったヒイラギで鬼の眼を刺すという魔除け・厄払いの意味があるといわれています。

またいわしを食べて体の中の邪気を追い払うという理由もあるようです。

節分にいわしを食べるのは主に関西地区などの西日本が中心だといわれています。

一部、関東や福島などの東北でも見られるようです。

 頭からかぶりつく人、身をほじって食べる人・・・

尾頭付きの魚に苦戦している様子も見られました。

校舎中いわしの匂いで、鬼(災い)も近づけないことでしょう。

ひじきの炒めもの

 毎日の給食に、使う食材やメニューについておたよりを作成しています。

おたよりの下に、給食の感想や質問などを書く欄があります。

校長先生は、毎日の給食にコメントを記入してくださいます。

今日のコメントは・・・

「ひじきの炒めものをいつも楽しみにしています。このメニューを食べると明日も生きていけそうと思えます。

それほどに味よく、栄養もあるものだと確信しています!」

毎日お褒めの言葉をいただき、給食室のモチベーションも爆上がりです。

ツナそぼろ

今日の主菜に登場した、ツナそぼろ

おにぎりの具にしたり、ごはんと混ぜておにぎりにしてもおいしいです。

お弁当にも使えますし、常備菜にぴったりです。

濃いめの味付けですので、これ一品でごはんが進みます。

お家にある材料で、作り方も簡単です。

材料

 ツナ缶 小1缶   砂糖 小さじ1  しょうゆ 小さじ1/2

 酒   小さじ1/3 みりん 小さじ1/3  白いりごま 小さじ1/2

作り方

 ① ツナ缶は、油を切る。

 ② 鍋にツナ缶、調味料を入れ、汁気がなくなるまで煮る。

 ③ 白ごまを入れる。

 

 

チーズ春巻き

 今日の主菜は、手作りのチーズ春巻きです。

春巻きの皮で、「フランクフルトとチーズ」を巻き、

油できつね色になるまで揚げました。

 

海藻サラダ

のり、こんぶ、わかめ、ひじき、もずく、寒天など、

私たちの日本の食卓には海藻がよく登場します。

このように海藻をひんぱんに食べるのは、世界でも日本と韓国くらいだそうです。

エネルギーは控えめですが、鉄やカルシウム、マグネシウムなど健康に欠かせない

無機質(ミネラル)や食物繊維を多く含み、ヘルシーフードとして今、欧米でも注目されはじめています。

今日、給食では「海藻サラダ」にわかめやこんぶを使いました。

毎日、少しずつでも海藻を食べる習慣を心がけると、食事の内容も充実させることができます。

 

コーヒーフレンチトースト

レンチトーストとは、牛乳にたまごを加えた液を

パンに染み込ませ、フライパンなどで焼いたものです。

フレンチトーストとは、英語でフランス風のパンという意味ですが、

フランスでは、パン・ペルデュ(pain perdu)「失われたパン」と呼ばれています。

牛乳や卵につけることで、硬くなったパン(「失われたパン」)を「生き返らせる」ものであることがその理由です。

朝食がパンという場合にぜひ作ってみてください。

卵を割って牛乳100cc、砂糖大さじ1を混ぜ、パンにつけてオーブントースターに入れて出来上がりです。

今日は、コーヒー味のフレンチトーストにしました。

福島県で人気の乳業メーカーの「カフェオレ」を使い、隠し味に練乳を加えて作っています。

こづゆ

 こづゆは、会津の代表的な郷土料理。お正月や節句、結婚式などお祝い事には欠かせない

「もてなし」の料理です。

 ホタテの貝柱でだしを取り、豆麩、にんじん、しいたけ、里芋、キクラゲ、しらたきなどが入ります。

 材料の数は割り切れないようにと縁起のよい奇数が習わしです。こづゆの名の由来は、浅めに作られた

小さい朱塗りの椀に盛られることから「こじゅうのつゆ」となり、訛って「こづゆ」になったのではないか

と言われています。ごはんは会津産の紫黒米を入れて炊きました。

学校給食週間

 日本の学校給食は、明治時代、山形県鶴岡市の小学校で、昼食を持参できない子どもたちを対象に行われたのが

給食の始まりです。その当時の献立は、おにぎり、塩鮭、漬け物などでした。

その後、学校給食は戦争のために一時中断されました。

しかし戦争が終わり、食糧が不足して子どもたちの栄養状態が悪化したことから、

昭和21年12月24日に東京都、神奈川県、千葉県の学校で試験的に給食が始まりました。

この日を「学校給食感謝の日」にしていましたが、冬休みと重なることから、

後に1月24日~30日を「学校給食週間」とするようになりました。

 三春中では、給食週間中に福島県の郷土料理や特産物を使った給食を実施します。

今日は浜通りの料理です。主菜のかじきカツは、

「福島県立いわき海星高等学校」の生徒のみなさんが、

海洋航海実習にてハワイ沖で捕ってきた「くろかわかじき」を使っています。

 

 

もずくスープ

 今日は「もずく」についてのお話しです。もずくは酢であえた「もずく酢」

が食べ方としては主流ですが、今日の給食ではスープの中に入れました。

 もずくは海藻の仲間で、特徴として「糸のような形」「ぬるぬるしている」などがあります。

このぬるぬるの正体は「フコイダン」という食物繊維です。お腹の調子を整えてくれる働きがあり、

その他には風邪予防、美肌、美髪などに効果があると言われています。

もずくは、沖縄県が生産量日本一です。

給食で使用したもずくも沖縄県産です。

 毎週金曜日の給食は・・・、魚を主菜にした「日本型食生活の日」です。

そこで、今日は主菜の魚、「鰤」についてのクイズです。

「鰤」は、出世魚といって、成長の段階で呼び名が変わる魚です。

では、鰤という呼び名の他にどんな呼び名があるでしょうか。次の3つから選んで下さい。  

 1番:アジ    2番:ハマチ   3番:スズキ

 

正解は・・・ 、2番のハマチ”でした。

       体長約30~40cmの段階をハマチと呼び、体長約60cm以上を鰤と呼びます。

 給食では、旬の「鰤」を、食べやすい 照り焼きにしました。

脂の乗ったおいしさを味わっていただきました。

 

具だくさん豚汁

 今日は健康応援メニューの日です。メニューはだし感たっぷりの具だくさん豚汁です。ごま油で食材を炒める

ことで風味も豊かになります。さつまいものほっくりした甘味で食べやすい一品に仕上がりました。

 県産食材で、三春町でも栽培が盛んなねぎ。原産地は中国です。紀元前から栽培され、

体をあたため、疲労を回復する薬用植物として大切にされてきました。

特有のにおいの元は、硫化アリル。ビタミンB1の吸収を高める働きがあります。

ねぎは日本にも早くから伝わり、日本人の食生活になじみ深い古い野菜のひとつとなってきました。

旬を迎え、ますますおいしくなる冬野菜のひとつです。 

三角油揚げ

 三春町は古くからお寺が多く、寺院料理である豆腐料理が発達しました。

三角油揚げは、鶴が舞鶴城(三春城)の上空を高く飛ぶ姿をかたどっています。

その厚い三角油揚げの切れ目にみそを詰め、ほうろくでこんがり焼いたものが、ほうろく焼きと呼ばれています。

三春で用いられていたほうろくとは、ブリキ製の豆やゴマをいるためのフライパンのようなものです。

 ほうろく焼きの歴史は古く、三春藩三代目藩主・秋田輝季が鷹狩りの際に食べたところとても気に入ったという

逸話もあります。

 給食室で、味噌とねぎをはさんでこんがり焼きました。三春町の郷土料理を味わって食べていました。

かわり納豆

 納豆は、蒸した大豆に納豆菌を加えて発酵させた食品です。

納豆は、発酵することで大豆よりも消化がよくなるばかりか、大豆の栄養もそのまま吸収できます。

 また納豆菌によってビタミンB2がゆで大豆より約6倍も増えるほか骨を丈夫にして骨粗しょう症

を予防するビタミンKなど、大豆に含まれる有効成分がさらにパワーアップされます。

このほか、腸内細菌を整えたり、血栓を溶かしたり、抗菌作用などがあります。

 かわり納豆は、チーズやかまぼこ、青菜の漬物、かつお節などを納豆に混ぜて、食べます。

栄養やおいしさもアップします。

「ごはん かわり納豆 じゃが芋の味噌そぼろ すまし汁 牛乳」

卯の花炒り

 今日は、副菜は卯の花炒りです。

卯の花とは「おから」のことを指します。

おからを「卯の花」と呼ばれる語源は、初夏に小さな白い可憐な花を咲かせる

「ウツギ」という植物からきています。白くてフワフワしたおからを「卯の花」に見立てて、

そう呼ばれるようになったそうです。

おからには食物繊維が豊富に含まれています。おからの食物繊維は「セルロース」という水に溶けないもの。

セルロースは腸の蠕動運動を促進する効果があります。