沢石小Diary

カテゴリ:給食

わたしの食べたい給食コンクール 表彰

学校給食週間三日目の今日は、12月に沢石小学校で募集した「わたしの食べたい給食コンクール」金賞献立です。

・ひじきごはん  ・牛乳
・キャベツ入りメンチカツ  ・きんぴらごぼう
・オニオンスープ  ・りんご   です。

野菜や海藻、果物までをしっかりと使い、健康に配慮されているところが高得点の決め手です。

本日、給食の時間にランチルームでコンクール入賞者の表彰を行いました。
 
校長先生から賞状を受け取り、お祝いの拍手を受け、嬉しそうに笑っていたみなさんの笑顔がとても印象的した。
コンクールの結果は、月曜日から廊下に掲示する形で発表していました。月曜日に入賞献立を見た、きんぴらごぼう好きのある6年生は、嬉しそうにガッツポーズをしながら
「○○ちゃん、ありがとう!」
とまるで自分の献立が入賞したかのように喜んでいました。
今日のごぼうは三春産でいつもより風味がよかったこともあってか、全体的に残食は少なく、おおむねよく食べられていたようです。

古くて新しい味 カレーシチュー

学校給食週間、二日目です。今日は「少し昔の給食メニュー」として

・コッペパン  ・牛乳 ・いちごジャム
・コールスローサラダ  ・カレーシチュー     です。
カレーシチューは戦後すぐの給食開始から、少しして全国に広がった給食独自の料理です。
カレー風味のクリームシチュー…なのですが、若い調理員さんは
「どういう料理なんですか? カレーシチューって」
と首をかしげていました。そして沢石小の職員室では
「ここにミルメークがあれば完璧に『昭和の給食』!」
という意見もあり、昔の給食の話題に花が咲きました。
カレーシチューは、米飯給食がはじまる前、パン給食が中心だった頃の人気メニューです。
日本の給食は、明治から昭和初期のはじまりの頃は米飯中心でした。
その後第二次世界大戦で少し途絶え、戦後すぐは「ユニセフ給食」と呼ばれる脱脂粉乳の牛乳給食や、アメリカの民間団体ララなどから寄贈された小麦粉によるパン給食が中心になりました。
ちなみに、米飯の開始は昭和51年(1976年)頃からです。
米飯が開始し、カレーが給食に登場してくるとカレーシチューはだんだん食べられなくなってしまいましたが、今でもあちこちの学校で人気メニューとして残っているそうです。
今日はジャムやパンの種類も、当時の雰囲気に合うものにしました。
野菜ばかりの献立でしたが残食はきわめて少なく、シチューの食缶はどのクラスもきれいに空になっていました。

伝統はあごが疲れる…?

先週お知らせした通り、全国学校給食週間が今週の月曜日からはじまりました。
今日の沢石共同調理場は三春の郷土食にちなんで

・ごはん  ・牛乳
・ほうろく焼き  ・青菜のごまあえ  ・ざくざく煮
です。
「ほうろく焼き」は、「三春揚げ」とも言われる三角の油揚げの中にねぎを入れ、ほうろく(和風フライパン)で素焼きにした料理です。
三春町内の旅館で開発・提供されたことをきっかけに、三春の郷土料理として定着しました。
通常は上に「ゆずみそ」や「ふきみそ」などの甘めのみそを塗って提供されます。
沢石の給食では中のねぎにかつおぶし・みそ・マヨネーズで味を付けてオーブンで焼いています。
三春揚げの三角形は三春のお城「舞鶴城」の鶴にちなんだ形です。そして、一見「生揚げ」と見紛う厚さには焼いて食べる他、煮付けなどでも食べられているから、という伝統があるそうです。

「ざくざく」は会津の料理「こづゆ」や「のっぺい」などとよく似た、中通りの冠婚葬祭でよく出てくる、煮物と汁物の中間のような料理です。
たくさんの角切りにした根菜とこんにゃくが入り、しょうゆ味で味つけします。
地域でそれぞれの伝統的な作り方があり、同じ町内でも部落が違えば味つけや具材の組み合わせなどにまた変化があります。
とはいえ、最近ではあまり食べる機会も作る機会も少なくなった料理でもあるため、調理場でも「これでいいのかな?」とお互いに確認しながら作りました。

今日はごぼうなど歯ごたえのある野菜や、春菊・里芋・いんげんなど子どもたちにはちょっと苦手な野菜が入ったり、かつほうろく焼きの油揚げがかみ切りにくかったり…という、低・中学年児童にとってはなかなか手こずる献立の日でした。
(それでも、できるだけ残さないようにがんばって食べていました。)
4年生は道徳で日本の伝統について学んだので、特に一生懸命食べてくれていました。

来週は「全国学校給食週間」です。

今日の献立は

・ソフトめん  ・牛乳
・ひじきツナマヨサラダ   ・きつねうどんの汁
・焼き芋   です。
きつねうどんの油揚げは三春特産の三角油揚げ(ミニ)を調理場で煮たものです。
安納芋の焼き芋は冷凍ですが、調理員さんが一手間加えて焼き上げ、中が金色しっとりの仕上がりです。

さて、来週1月25日からの一週間は第二次世界大戦後、全国に学校給食が広まったことを記念する「全国学校給食週間」です。
福島県内の各給食実施校をはじめとする様々な場所で、給食に関する講演会等の行事や展示、特別メニューなどが実施されます。
沢石共同調理場では、12月に沢石小児童から募集した「わたしの食べたい給食コンクール」の入賞作品や、郷土食献立、昔の給食風献立を実施します。
平成26年度「わたしの食べたい給食コンクール」金賞(第一位)になったのは6年生の献立です。

「ひじきごはん・牛乳・キャベツ入りメンチカツ・きんぴらごぼう・オニオンスープ・りんご」です。
野菜中心で果物やひじきなども使用しているころが、高評価の決め手になりました。

給食で実施できるようにバランスを少し調整し、1月28日(水)に実施します。
その他の入賞作品は、一部を2・3月の給食で実施する予定です。
全体の結果はランチルーム前廊下に掲示してあります。学校にお越しの際はぜひご覧ください。


ひじきツナマヨサラダ   <材料 小学生一人分>
・芽ひじき 2g(小スプーン1杯)   ・ツナ水煮 5g(小スプーン1杯くらい)
・にんじん 2g(大きめ輪切り1枚)  ・むき枝豆 5g(2~3粒)
・キャベツ 20g(1/4枚くらい)  ・コーン 5g(小スプーン1杯くらい)
・マヨネーズ 10g(大さじ1弱)   ・しょうゆ 0.5g(風味付けにごく少量)
・黒こしょう 辛子、マスタード わさび 練り梅 かつおぶし などを好みで少量追加してもおいしいです。
※分量は目安です。お好みで増減してください。
給食では野菜の種類も、季節や他メニューとの相性で変えています。
 材料は大根や水菜、れんこん、えのきたけ、ミニトマト、チーズ、かつおぶし、しらす干しなども合います。
 ひじきは長ひじきでもいいですが、長い時は一口程度に小さく切ってください。
<作り方>
①ひじきは5分ほど水にひたしてもどす。にんじん、キャベツは千切りにする。ツナは缶をあけ中身を出す。
②鍋に湯をわかし、ひじき、野菜をさっとゆがく。ざるで水気をとり、急ぐなら流水で冷やす。
③器にツナと②の材料、しょうゆを入れてまぜる。しょうゆがなじんだらマヨネーズを加えてさらにまぜてできあがり。好みで風味付けの材料を加える。
※しょうゆ+マヨネーズは和風ドレッシングに変えてもおいしいです。

平成27年の給食開始

今日から後期の後半がはじまります。
沢石共同調理場は、お正月にちなんだ給食にしてみました。

・青菜ごはん  ・牛乳
・松風焼き風ハンバーグ  ・紅白サラダ
・雑煮        です。
青菜ごはんは、七草の「すずしろ」こと大根葉のまぜごはん。
紅白サラダは紅白なますのサラダ仕立てです。
雑煮には小さな団子風のもちと、今日のラッキーアイテムとして、笹の葉型に型抜きしたにんじんを入れました。
松風焼き風ハンバーグは、調理場の手作りです。
のし鶏とも呼ばれる松風焼きは、「表にはごまなどがあるが、裏が寂しい」=「浜の松(待つ)風、浦さびしい」にちなんだ料理のため、表だけにごまやけし粒を付けるのが決まりです。
「きちんと表が見えるように、入れないとね」と、調理員さんがていねいにごまをふり、配食していました。
とはいえ、今日の給食はハンバーグよりサラダの方が、どちらかといえば人気だったようです。
残食も全体に少なく、よい一年のはじまりとなりました。